【今週読まれた記事】 心配はいらない――あらゆる解析が「2018年も株高」と
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は12月16日から22日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
2017年の日経平均株価は前年比3650円高の2万2764円、上昇率19.1%で取引を終了。6年連続の上昇となりました。
日経平均終値 前年比
2012年 1万0395円 +1939(+22.9%)
2013年 1万6291円 +5896(+56.7%)
2014年 1万7450円 +1159( +7.1%)
2015年 1万9033円 +1582( +9.1%)
2016年 1万9114円 +80( +0.4%)
2017年 2万2764円 +3650(+19.1%)
2012年12月のアベノミクス相場の起点からは丸5年。2015年夏の天津爆発事故以降、2016年の英EU離脱やトランプ大統領当選、2017年の北朝鮮ミサイル危機を乗り越えて、年後半に入って日経平均は16日続伸という歴史的連騰の果てにバブル崩壊後の高値を更新。今年は記録ずくめの相場が繰り広げられた年だったと言ってよいでしょう。そんな2017年の後にやってくる、2018年はどんな年になるのか?
心配はいらない、テクニカル、ファンダメンタルズ、そのあらゆる株価解析が「株高」を示唆している。そう断言し、今年最後のアクセスランキング1位に輝いたのが「【杉村富生の短期相場観測】 ─ 2018年には投資の時代が到来する!」です。日経平均の2018年の目標値として(1)2万4700円、(2)2万5100円、(3)2万7700円を挙げ、(1)と(2)は年前半にも達成の可能性があると予想。物色テーマとともに注目株を紹介し、年末に差し掛かり訪問者も徐々に減るなかで、高水準のアクセスを集めました。
米国市場でも“ブル”は続く。「『トランプ減税』成立、そしてNYダウ“3万ドル”への道が見え始めた―― <株探トップ特集>」では、年の瀬に可決されたトランプ減税は「ニューヨーク市場の一段の株高を促し、新年も世界の株式市場の牽引役となりそう」と分析。米国株上昇の可能性が高いとなれば、7年連続の日経平均上昇の強力な支援材料となりそうです。
新年に向けた上方修正期待銘柄をリストアップして人気を集めたのが「新年相場を彩る、18年2月期【上方修正】候補リスト <成長株特集>」。2月期決算企業の第3四半期決算発表は既に始まっていますが、決算発表が1月4日以降に予定されている企業の中から、進捗率をもとに上方修正期待の高い銘柄を探っています。
2018年を通して楽しめる銘柄を探るならば、「高成長【始動】候補リスト <成長株特集>」の〔第1弾〕 30社選出、〔第2弾〕 39社選出がお薦めでしょうか。直近2~3四半期の業績が連続で10%以上の増収、20%以上の経常増益となった企業を、高成長が始まった可能性のある銘柄としてリストアップ。成長がホンモノであれば、上昇もホンモノとなることが期待できそうです。「“お年玉株”先回り、2018年期待の『最高益&割安株』 <株探トップ特集>」は同じく来年に向けて期待を持てるであろう銘柄を紹介し、多くのアクセスを集めました。
投資テーマを扱った記事で目を引いたのは、3週連続でランキング入りした「トヨタの本気が“EV新次元相場”の幕を上げる―特選関連株リストアップ <株探トップ特集>」。電気自動車シフトは何年にもわたって続くであろう大テーマとあって、それを扱った記事の人気も息の長いものとなっています。一方で、水素関連銘柄へスポットライトが久々に当たる出来事もありました。「『水素』関連がランキング急上昇、『水素基本戦略』決定で関心高まる<注目テーマ>」は政府決定を受け山王 <3441> [JQ]や澤藤電機 <6901> 、宮入バルブ製作所 <6495> [東証2]などが急騰したもようを紹介。EVに押され鳴りを潜めていた水素を使用した燃料電池車開発の動きですが、もう一度注目を浴びる時が来るのでしょうか。次世代車の動きにからんでは、「『パワー半導体』関連に関心、世界的なEVシフトを受け需要増を期待<注目テーマ>」もアクセスを伸ばしました。
そのほかのテーマ物の記事では、「年の瀬恒例“IPO祭り”、直近上場株で『一段高チャレンジ』へGO <株探トップ特集>」が人気だったほか、「値上がり3倍『黒鉛電極』、中国“環境重視”転換が関連株沸騰を呼ぶ <株探トップ特集>」、「“物流”大激増時代の成長地図、新インフラの挑戦企業は <株探トップ特集>」がよく読まれました。
一方では、下落や人気離散のもようを伝えた記事もありました。「『仮想通貨』関連株に関心、ビットコイン急落の影響を注視<注目テーマ>」は話題となった22日のビットコイン価格急落に連れて、仮想通貨関連銘柄も下落した動きを紹介。「『防衛』関連が再び動意含み、くすぶる北朝鮮リスク<注目テーマ>」は北朝鮮の新たなミサイル発射の動きが伝えられたにもかかわらず、防衛関連株は反応薄だったことを伝えています。
少額投資シリーズは「5万円以下で買える、高ROE・低PBR『お宝候補』」を特集。【東証1部】編 13社選出、【2部・新興】編 14社選出がともに人気となりました。
連載陣の記事は「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 追い風吹く、いま注目すべき主力株!」、「富田隆弥の【CHART CLUB】 『短期と中期売買の合わせ技』」がいつもながらの人気を集めました。相場観特集は「薄商いでも強い!『掉尾の一振』と新年相場の勘所」と題し、東洋証券・大塚竜太氏、上田ハーロー・山内俊哉氏、証券ジャパン・大谷正之氏に見通しを聞きました。
明日の好悪材料は全記事がアクセスランキング上位入り。見逃した材料を見直すうえでも有効なリストとなっています。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月22日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月25日発表分)
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「本日の【サプライズ決算】速報」は年末のため、紹介企業が少なく、アクセスも低調でした。
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