【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、世界株高に乗り新値追い続く (1月9日)
日経平均株価
始値 23948.97
高値 23952.61(09:00)
安値 23789.03(11:06)
大引け 23849.99(前日比 +135.46 、 +0.57% )
売買高 16億6341万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆1112億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、世界株高の潮流に乗り新値追い続く
2.円高を背景に途中伸び悩むも、物色意欲旺盛で強調展開をキープ
3.半導体関連など値がさ輸出株が買われ日経平均押し上げに寄与
4.内需では不動産株など相対的な出遅れセクターに買いが集まる
5.ソニー、任天堂などが活況高となり、全体売買代金も3兆円上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは12ドル安と5日ぶりに小反落。年初から3日連続で過去最高値を更新したことから、利益確定売りがやや優勢となった。
3連休明けの東京市場では世界株高の流れを受けて買い優勢となり、日経平均は目先利益確定の動きに途中伸び悩む場面はあったものの、終始強調展開をキープした。
9日の東京市場は、前週の地合いを引き継いでリスクを取る動きが利益確定の売りを吸収する格好となった。前日の欧米株市場は総じて堅調で、米国株市場ではNYダウが5日ぶり反落となったものの小幅な下げで、ハイテク株比率の高いナスダック指数は上値追いを継続、これを背景に投資家の物色意欲は旺盛だった。大発会に記録的な急騰をみせたにも関わらず、その後も上値追いを続けていることは日本株の先高期待の強さを映し出している。大発会から3日続伸は2010年以来8年ぶり。半導体関連など値がさ輸出株が買われたほか、内需では出遅れる不動産株などに買い注文が集まった。取引時間中に為替が円高に振れたことで日経平均は朝高後に伸び悩んだが、買いは途切れず2万3000円台後半で売り物をこなし切った。東証1部の売買代金は3日連続で3兆円を上回った。
個別では、ソニー<6758>、任天堂<7974>が活況高となったほか、ファーストリテイリング<9983>も堅調。SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>が上昇、キヤノン<7751>も買いが優勢だった。河合楽器製作所<7952>がストップ高となったほか、LINE<3938>も値を飛ばした。三井造船<7003>、曙ブレーキ工業<7238>も大幅高。JVCケンウッド<6632>、三井不動産<8801>も高い。
半面、住友金属鉱山<5713>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も上昇一服となった。薬王堂<3385>、ソースネクスト<4344>が大幅安、豊和工業<6203>、石川製作所<6208>も安い。スターティア<3393>が下落したほか、スギホールディングス<7649>、ネットワンシステムズ<7518>、大日本住友製薬<4506>なども売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、住友不 <8830> 、ソニー <6758> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約53円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、スズキ <7269> 、リクルート <6098> 、デンソー <6902> 、KDDI <9433> 。押し下げ効果は約17円。
東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)電気機器、(3)証券商品先物、(4)ガラス土石製品、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)パルプ・紙、(4)水産・農林業、(5)倉庫運輸関連。
■個別材料株
△東武住販 <3297> [JQ]
上期経常を一転8%増益に上方修正。
△串カツ田中 <3547> [東証M]
既存店売上高が2ヵ月連続で前年上回る。
△LINE <3938>
「実店舗にも共通ポイントを拡大」との報道。
△オリジナル設 <4642> [東証2]
1-9月期経常は通期計画超過、上方修正期待高い。
△マルゼン <5982> [東証2]
3-11月期(3Q累計)経常が15%増益で着地、9-11月期も10%増益。
△マルマエ <6264> [東証2]
9-11月期(1Q)経常は2.8倍増益で着地。
△タダノ <6395>
いちよし証券が新規に買い推奨。
△三井造 <7003>
野村證券が新規に買い推奨。
△ブレーキ <7238>
「電動ブレーキを22年にも実用化」との報道。
△カンセキ <9903> [JQ]
3-11月期(3Q累計)経常が11%増益。
▼暁飯島工業 <1997> [JQ]
9-11月期(1Q)経常は20%減益で着地。
▼カルラ <2789> [JQ]
3-11月期(3Q累計)経常が10%減益で着地、9-11月期も7%減益。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)河合楽 <7952> 、(2)ウッドワン <7898> 、(3)LINE <3938> 、(4)Rフィールド <2910> 、(5)サンセイラン <3277> 、(6)ARM <8769> 、(7)三井造 <7003> 、(8)カチタス <8919> 、(9)ブレーキ <7238> 、(10)海洋掘削 <1606> 。
値下がり率上位10傑は(1)薬王堂 <3385> 、(2)フリービット <3843> 、(3)インソース <6200> 、(4)ソースネクス <4344> 、(5)ジンズ <3046> 、(6)ラクトJ <3139> 、(7)アークス <9948> 、(8)GDO <3319> 、(9)サンヨーH <1420> 、(10)豊和工 <6203> 。
【大引け】
日経平均は前日比135.46円(0.57%)高の2万3849.99円。TOPIXは前日比8.95(0.48%)高の1889.29。出来高は概算で16億6341万株。値上がり銘柄数は1185、値下がり銘柄数は795となった。日経ジャスダック平均は4075.66円(48.08円高)。
[2018年1月9日]
株探ニュース