さらに訪日客増加を目指すには、SMBC日興証券(花田浩菜)

材料
2018年1月17日 12時26分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

1/17付の「DailyOutlook」では、訪日客の増加とキャッシュレス決済について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『1月16日に発表された2017年訪日外客数は2,869万人(前年比19.3%増)と1964年以降で最多となった。また、訪日外国人旅行消費額は4.4兆円と5年連続で過去最高額を更新、初めて4兆円を突破した』と伝えています。

続けて、2020年に訪日外客数4,000万人、消費額8兆円という政府目標を挙げ、『さらなる訪日客増加に向けて、ニーズに合った施策が必要となろう。観光庁のアンケートによると、旅行中に困ったことには「施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない」や「無料公衆無線LAN環境」などが挙げられた。そうした中、「両替」や「クレジット/デビットカード利用」、「ATMの利用」といった決済関連も訪日客にとって融通の利かないものとなっているようだ』と分析しています。

さらに、『こうした背景を捉え、政府は「未来投資戦略2017」でキャッシュレス化の推進、消費データの共有・利活用を方針として打ち出している。キャッシュレス決済比率は中国、韓国が5割、米国が4割を超えている一方で、日本は約2割に留まっており(2015年)今後10年間(2027年6月まで)で倍増の4割程度にすることを目指す。訪日外国人の半数以上はクレジットカードを利用しており、クレジットカード払いでの消費単価は現金払いと比較して1.4倍に及んでいることを考えると、キャッシュレス化はインバウンド需要を取り込む上で必要不可欠といえよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『主なキャッシュレス関連銘柄』を紹介しています。具体的にはLINE<3938>やソニー<6758>、GMOPG<3769>など全5銘柄が挙げられていますので、詳しくは1/17付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《DM》

提供:フィスコ

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