東京株式(大引け)=1071円安、米株急落受け売買代金急増のなか大幅安

市況
2018年2月6日 15時53分

6日の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが過去最大の下げ幅を記録するなどリスクオフの流れが加速、全面安商状となった。

大引けの日経平均株価は前日比1071円84銭安の2万1610円24銭と大幅安で3日続落。東証1部の売買高概算は31億5571万株、売買代金概算は5兆6483億円。値上がり銘柄数は35、対して値下がり銘柄数は2027、変わらずは3銘柄だった。

きょうの東京市場は朝方からリスク回避ムード一色となり主力株をはじめ広範囲に売り込まれる展開でスタートした。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気してNYダウが一時1600ドル近い下落となり過去最大の下げ幅を記録したことで、東京市場でもこれに追随する形となった。外国為替市場で円高が進んだこともネガティブに働いた。後場に入ると海外ヘッジファンドとみられるアルゴリズムを使ったトレンドフォローの売りや、一部個人投資家の追い証回避の売りが出て、下げが加速し日経平均株価は一時1600円を超える下げをみせる場面もあった。大引けにかけては買い戻され、下げ幅を縮小したが終値ベースでも1000円を超える下落で昨年10月以来の安値水準で着地した。東証1部の98%の銘柄が下落、全体売買代金は5兆6000億円を上回り、2013年5月以来4年9カ月ぶりの水準に膨らんだ。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>のほか、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>など値がさ株の下げが目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売られた。ダイヘン<6622>が値下がり率トップに売り込まれたほか、山一電機<6941>、日本ケミコン<6997>も大幅安、ショーケース・ティービー<3909>、シュッピン<3179>、TOKYO BASE<3415>、トーセ<4728>なども大きく値を下げた。

一方、値上がりはわずか35にとどまったが、そのなかアトラ<6029>が一時ストップ高に買われる人気となったほか、シグマクシス<6088>、マルハニチロ<1333>、日本冶金工業<5480>などが値を飛ばした。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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