「円高メリット」が11位にランクアップ、1ドル=107円台突入で関心高まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」がランクアップしてベスト10間近の11位に上昇。関心が高まっていることがうかがえる。
この日は、外国為替市場で1ドル=107円台まで円高が進行したことで、輸出関連株には冴えないものが目立つ。日銀の全国企業短期経済観測調査(短観、17年12月調査)では大企業・製造業の17年度下期の想定為替レートは1ドル=109円66銭であったことを考慮すると、現在の円相場は業績の下振れ懸念を誘う水準といえる。
その一方、関心を集めているのが円高により恩恵を受ける「円高メリット」株だ。一般的にメリットがあるとされるのは輸入業種で、原油、大豆、トウモロコシなどの輸入食料や、原料を輸入に頼る紙・パルプ、輸入木材、輸入家具などがある。さらに円高が進むと、海外旅行の費用が割安となるため、旅行会社や、航空会社のビジネスチャンスも広がる。
この日は、ニトリホールディングス<9843>など一部の銘柄に買いが入っているものの、関連銘柄としての動きは限定的。ただ今後、さらに円高が進むようならば、大きな動きを見せることもありそうだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)