東京株式(大引け)=211円高、後場に買いの勢いが増し高値引け

市況
2018年3月22日 15時47分

22日の東京株式市場は朝方やや売り先行ながら、その後は買いが厚くなり日経平均株価はプラス転換。途中伸び悩むも、後場買い直されほぼ高値引けとなった。

大引けの日経平均株価は前営業日比211円02銭高の2万1591円99銭と4日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は13億8548万株、売買代金概算は2兆6698億8000万円。値上がり銘柄数は1304、対して値下がり銘柄数は689、変わらずは84銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝安後に切り返す展開。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は予想通り0.25%の利上げを決定、年3回の利上げ見通しは据え置かれたが、好調な米経済を背景に利上げ加速の思惑も払拭し切れない状況。これを受けて米国株市場でNYダウをはじめ主要指数が乱高下の末に反落したことや、為替が円高方向に振れたことなどで、日経平均もやや売り優勢で始まった。しかし、20日まで3営業日連続で下落していたこともあり、押し目買いが入り早々に切り返す動きに。その後は前引けにかけ伸び悩んだものの、後場は次第高の展開となった。取引時間中に円高進行にも関わらず日経平均が上げ足を強める場面があったが、この背景には国内年金基金(GPIF)などの主力株買いが観測されていた。全体売買代金も2兆7000億円弱に膨らんだ。

個別では、ソニー<6758>が堅調なほか、売買代金断トツの任天堂<7974>も上昇。ファナック<6954>、キーエンス<6861>なども買われた。コマツ<6301>も活況高となった。日本フイルコン<5942>が一時ストップ高に買われ、インプレスホールディングス<9479>も大きく値を上げた。ブレインパッド<3655>が物色人気、インベスターズクラウド<1435>、フリービット<3843>も値を飛ばした

半面、JT<2914>が軟調、村田製作所<6981>、第一三共<4568>も売りに押された。キユーピー<2809>が売られ、コロプラ<3668>、アカツキ<3932>も安い。アミューズ<4301>、ヴィンクス<3784>が急落したほか、東邦チタニウム<5727>も大幅安となった。曙ブレーキ工業<7238>、イソライト工業<5358>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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