東京株式(大引け)=40円高、大型連休谷間も商い活況で利食い売りこなす

市況
2018年5月1日 15時33分

1日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価は強い動きをみせた。ただ、前週後半の上昇を受けた利益確定の動きも観測され上値は重かった。

大引けの日経平均株価は前営業日比40円16銭高の2万2508円03銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は17億7167万株、売買代金概算は2兆8713億円。値上がり銘柄数は818、対して値下がり銘柄数は1198、変わらずは67銘柄だった。

きょうの東京市場は、名実ともに5月相場入りとなったが大型連休の谷間で方向感が定まりにくかった。市場参加者不足が予想されたものの、売買代金は2兆9000億円近くに膨らみ、旺盛な物色ニーズを反映した。前日の米国株安を引き継いで、日経平均は朝方安く始まったものの、前場後半から買いが厚くなり、前引け時点でプラス圏に浮上、後場も上値は重かったが前週末の終値を上回る水準で売り物をこなし頑強だった。ただし、TOPIXはマイナス圏で着地。また大型・中型・小型株指数ともにマイナスという状況で、値下がり銘柄数が値上がりを上回るなど実質的には軟調な地合いであったといえる。市場では日経平均寄与度の高い銘柄に投資信託などによる買いが流入したとの見方が出ていた。業種別には鉱業や海運、鉄鋼、石油といった市況関連株に買いが優勢だった。一方、銀行株は軟調だった。

個別では、村田製作所<6981>、ファナック<6954>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も買い優勢だった。日立製作所<6501>が人気を集めたほか、マネックスグループ<8698>も大きく切り返した。ショーワ<7274>が急騰、伯東<7433>、アイ・エス・ビー<9702>も値を飛ばした。ゼンリン<9474>、ソフトブレーン<4779>が大幅高となり、新光電気工業<6967>も商いを伴い上値を追った。

半面、ソニー<6758>が急落、花王<4452>も売られた。三菱電機<6503>の下げも目立つ。ヤフー<4689>が急落。TOTO<5332>、三井E&Sホールディングス<7003>が大幅安、大塚商会<4768>も大きく値を下げた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が売られ、ミライト・ホールディングス<1417>、山崎製パン<2212>なども下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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