前週末18日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年5月21日 5時20分

■ニュートンF <7169>  2,404円 (-264円、-9.9%)

ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング <7169> [JQ] が急反落。5月17日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期の連結最終利益は前の期比19.8%増の38.6億円に伸びたが、19年3月期は前期比22.4%減の30億円に減る見通しとなった。

■H2Oリテイ <8242>  1,948円 (-41円、-2.1%)

エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> が3日続落。大和証券が17日付で投資判断を「1」から「2」とし、目標株価を2650円から2250円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、同社が15日に発表した18年3月期業績に関して、第4四半期に計上した一時的費用7億円や、第4四半期から連結化した子会社の赤字5億円を除けば概ね想定線で、主力の百貨店事業が好調であり、食品事業の落ち込みをカバーしたと評価。ただ、19年3月期については、百貨店事業の販管費増を主因に営業利益予想を245億円から200億円へ、20年3月期を同280億円から225億円へ下方修正している。

■東京エレク <8035>  21,280円 (-420円、-1.9%)

東京エレクトロン <8035> 、ディスコ <6146> 、SCREENホールディングス <7735> など半導体製造装置関連株が安い。17日の米株市場取引終了後に発表された半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズの5-7月期業績見通しが市場コンセンサスよりも慎重だったことで、同社株は取引時間中の2.2%安に続き、時間外取引でも売られたことで、東京市場でもこの影響を受ける形となった。外国為替市場では円安に振れていることもあり、これを拠りどころに押し目を拾う動きもあるが、足もとは売り圧力に押される展開を余儀なくされている。

■メニコン <7780>  3,015円 (-50円、-1.6%)

メニコン <7780> が続落。17日の取引終了後、子会社ダブリュ・アイ・システム(販売店名「エースコンタクト」)が運営する会員専用サイト「A-Web(エースウェブ)倶楽部」が外部からの不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出したことが判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出た。流出の可能性がある個人情報は、17年12月17日から18年3月27日の間に同サイトでクレジットカード決済をした顧客の情報で、カード会員名、カード番号、カード有効期限が流出したもよう。また、件数は3412件で、5月2日時点で27件、計約668万円分のカードの不正使用が確認されたとしている。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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