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前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2018年6月5日 5時30分

■近鉄エクス <9375>  2,337円 (+69円、+3.0%)

近鉄エクスプレス <9375> が続伸。東海東京調査センターが1日付で投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2630円から2730円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、同社の18年3月期決算は前年比34.2%営業増益と好調だったが、増益要因の1つに、日本・北米における輸入通関件数の増加が挙げられると指摘。輸入業務は業務上の限界利益率が高く、収入の増加が利益の増加へ直結しやすいことから、19年3月期業績は営業利益は前期比18.5%増の208億円(会社予想192億円)になると見込んでいる。

■三菱UFJ <8306>  682.5円 (+16.3円、+2.5%)

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が続伸。同社をはじめメガバンクはイタリアの政局混乱を背景とした欧州の財政不安で欧州国債価格の下落の影響などが売り材料となっていたが、足もとは警戒感がやや後退しており、海外ファンド筋などによる空売りの買い戻しが入った。また、米5月の雇用統計は市場予想を大きく上回る好内容で、目先利上げ圧力が高まるとの思惑も浮上。米10年債利回りは2.9%台まで上昇しており、これも米国事業を展開する同社株などには追い風要因と捉えられている。

■東エレク <8035>  20,865円 (+480円、+2.4%)

東京エレクトロン <8035> 、SUMCO <3436> など半導体関連株が上昇。ここ調整局面にあったが、4日は押し目買い優勢の展開となった。前週末の米国株市場では半導体関連を中心にハイテク株が高く、ナスダック指数は最高値更新に急接近した。アドバンスト・マイクロ・デバイスが目標株価引き上げを受け上昇したほか、インテルやザイリンクス、エヌビディアなども軒並み高く、半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も2.3%強の上昇をみせた。これを受けて東京市場でも、相対的に出遅れ感顕著な半導体関連株に見直し買いが流入した。

■村田製作所 <6981>  16,720円 (+345円、+2.1%)

村田製作所 <6981> 、TDK <6762> 、日東電工 <6988> 、京セラ <6971> など値がさの電子部品株が軒並み上昇。米国株市場でのハイテク株高や足もとの為替の円安傾向などが追い風となったが、加えて米アップル株がここ最高値圏で強調展開にあり、有力サプライヤーとして見直し買いを誘った。iPhoneの販売低調も足もとは株価に織り込みが進んだ。また、アップルの世界開発者会議(WWDC)が4日から8日までの日程で開催されることも株価の刺激材料となった。

■FRONTEO <2158>  1,127円 (+23円、+2.1%)

FRONTEO <2158> [東証M]、テクノスジャパン <3666> など人工知能(AI)関連株の一角に物色の矛先が向かった。全体相場はリバウンドに転じているが、主力株の買い戻し一巡後は海外情勢に振り回されにくい内需系の中小型株への資金流入が想定される。そのなか、AI関連は根強い人気がある。AIを軸とした技術革新について議論する「世界デジタルサミット2018」が4日東京で開幕(主催は日本経済新聞と総務省)しており、これも関連銘柄の株価を刺激する材料として注目されている。

■ADEKA <4401>  1,973円 (+40円、+2.1%)

ADEKA <4401> が反発。世界的に旺盛な半導体需要は、米半導体関連企業の好調な業績にも反映されており、好収益環境は同社の光硬化樹脂など半導体製造材料が収益を後押ししている。また、自動車の軽量化ニーズに伴いプラスチック材料の強化・不燃化に使う添加剤なども引き合い活発。19年3月期も増収増益基調が続く見込みにあり、株主還元に前向きで毎期増配を繰り返している点も評価材料。

■鹿島 <1812>  912円 (+14円、+1.6%)

鹿島 <1812> が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は1日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ引き上げた。目標株価は1070円を継続した。株価下落により目標株価との乖離率が拡大したため、レーティングを引き上げた。決算発表後に下落基調を強めたのは、自社株取得などの株主還元期待がはく落したためとみられるが、同証券では株価が堅調に推移する大成建設 <1801> との類似性として「大手ゼネコン4社のなかで利益水準および収益力でトップを争っている」「海外大型工事および国内不動産事業での損失処理に取り組んできた」「中央リニア新幹線など大規模土木分野での技術力が相対的に高い」点を指摘。株主還元率の引き上げや通期ガイダンスの増額修正などが株価上昇のカタリストになると予想している。

■寿スピリッツ <2222>  5,890円 (+90円、+1.6%)

寿スピリッツ <2222> が反発。岩井コスモ証券は1日、同社株の投資判断を新規「A」としカバレッジを開始した。目標株価は6700円とした。人気ブランド「ルタオ」などを擁するお菓子の総合プロデューサー。18年3月期の連結営業利益は前の期比30%増の50億1200万円と最高益を更新した。19年3月期の同利益も前期比20%増の60億円(会社予想は58億円)と連続増益を見込む。インバウンド対策、海外展開、首都圏強化という3つの分野での重点施策を継続して推進する効果が出ている。インバウンド対策では、国際線ターミナル免税エリアでの催事・常設売り場の拡大に注力しているほか、海外展開はアジア6ヵ国に39店舗を展開、首都圏では新規出店などで販路を拡大している。市場の開拓余地は大きく、今後の成長性が評価されている。

■東洋エンジ <6330>  855円 (+12円、+1.4%)

東洋エンジニアリング <6330> が続伸。4日、大林組 <1802> と共同で、大林神栖バイオマス発電(東京都港区)が茨城県神栖市に計画している50メガワット級 バイオマス発電所建設プロジェクトを受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。同プロジェクトは、主に木質ペレットを燃料とするバイオマス専焼発電所を建設するもの。同社は大林組と共同で発電設備一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請け負いで実施するとしている。

■あさひ <3333>  1,330円 (+18円、+1.4%)

あさひ <3333> が反発。4日午後1時ごろに5月度の月次営業速報を発表しており、既存店売上高が前年同月比3.8%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数は同3.4%減と苦戦したものの、客単価が同7.5%増と上昇を続けており、これが貢献した。なお、全店売上高は同9.7%増だった。

■松屋 <8237>  1,505円 (+20円、+1.4%)

松屋 <8237> が反発。前週末1日の取引終了後に発表した5月度の売上速報で、銀座店と浅草店を合わせた銀座本店の売上高は前年同月比9.4%増となり、11ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。休日が1日少ない影響はあったものの、初旬のゴールデンウイークを皮切りに、国内外の顧客の来店・買い上げで銀座店が好スタートとなったことが寄与した。商品別では衣料品は婦人服のブラウスを中心に、また雑貨は帽子、サングラス、サンダルなども売り上げを伸ばした。また、免税売上高も引き続き化粧品 や時計が堅調となり全体を牽引した。

■Jフロント <3086>  1,732円 (+22円、+1.3%)

J.フロント リテイリング <3086> が反発。前週末1日の取引終了後に発表した5月度の売上速報で、百貨店事業の合計売上高が前年同月比0.8%増と14ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて休日が1日少なかったことに加えて、上旬の気温が前年に比べて低かったことや、前月好調の反動で夏物衣料品の動きが鈍かったものの、訪日外国人客を中心に化粧品やラグジュアリーブランド、高級時計などが引き続き好調だった。なお、大丸松坂屋百貨店の免税売上高は同56%増だった。

■グンゼ <3002>  7,140円 (+80円、+1.1%)

グンゼ <3002> が3日続伸。東海東京調査センターが1日付で投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を7700円から8500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、容器革命でペットボトルのラベルなどで使われる「シュリンクフィルム」が好調に推移すると見込んでおり、飲料だけでなく食料品や化粧品などでもペットボトルの使用が増加し、形状も複雑化して需要が増加していると指摘。19年3月期業績の営業利益予想を68億円から72億5000万円へ上方修正している。

■三越伊勢丹 <3099>  1,358円 (+15円、+1.1%)

三越伊勢丹ホールディングス <3099> が3日ぶりに反発。前週末1日の取引終了後に発表した5月度の国内百貨店事業売上速報で、三越伊勢丹合計の既存店売上高は前年同月比2.4%増と12ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。5月は平均気温が低かったこともあり、盛夏物の動きがやや鈍かったものの、GWの催事を中心に動員を伸ばした基幹店や、名古屋、札幌地区で高額品や化粧品が売り上げを牽引した。なお、免税売り上げは引き続き好調に推移し、日本人顧客同様に化粧品や高額品への関心が高かった。

※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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