東京株式(大引け)=255円高、円安進行などを追い風に急反発

市況
2018年7月12日 15時27分

12日の東京株式市場は終始買い優勢の展開。ドル円相場が円安方向に振れたことを追い風に、日経平均は前日の下げ分をほぼ取り戻す形となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比255円75銭高の2万2187円96銭と急反発。東証1部の売買高概算は11億9258万株、売買代金概算は2兆3081億1000万円。値上がり銘柄数は1181、対して値下がり銘柄数は820、変わらずは98銘柄だった。

きょうの東京市場は再びリスクを取る動きが鮮明となった。米中貿易戦争への懸念も足もと織り込みが進み、外国為替市場で1ドル=112円台前半の推移と円安の流れが続いていることで、主力株を中心に広範囲に買い戻しが入った。オプションSQをあすに控え、先物を絡めたインデックス的な買いも全体相場押し上げに寄与した。業種別には水産、情報通信、医薬品など内需の値がさ株への買いが目立ったほか、円安メリットを受ける自動車セクターなどに資金が流入した。一方で原油価格の急落を背景に資源開発関連や石油セクターが軟調。主力株は買い戻しで上げ足を強める銘柄が多かったが、中小型株中心に軟調に推移する銘柄もみられ、値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまっている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が大商いで値を飛ばしたほか、エーザイ<4523>、ファーストリテイリング<9983>なども物色人気。トヨタ自動車<7203>も堅調。昭和電工<4004>も買いを集めた。Olympicグループ<8289>が一時ストップ高に買われる人気となり、スター精密<7718>、日本エンタープライズ<4829>も活況高となった。トレジャー・ファクトリー<3093>、サカタのタネ<1377>も高い。

半面、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>が冴えず、JXTGホールディングス<5020>も値を下げた。ホギメディカル<3593>がストップ安に売られたほか、コシダカホールディングス<2157>、明光ネットワークジャパン<4668>も大きく水準を切り下げた。Gunosy<6047>、日本ケミコン<6997>が下落、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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