外為サマリー:一時112円20銭台に下落、人民元安に警戒感広がる
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=112円31銭前後と前日午後5時時点に比べ60銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=131円01銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は午前10時20分過ぎに112円62銭の高値をつけたが、その後は軟調となり、午後1時50分過ぎに112円20銭まで下落した。中国人民銀行は人民元の売買基準値を1年ぶりの元安水準に設定。これを受け人民元は一時、1ドル=6.812元前後と1年1カ月ぶりの元安水準をつけた。この人民元安が警戒され、ドル売り・円買いが膨らんだ。ただ、「人民元安が今後も続くかどうかは状況を確かめる必要がある」(アナリスト)との見方も多く、売り一巡後は買いが入り112円30銭前後へ値を戻した。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1664ドル前後と同0.0050ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)