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「エアコン」関連、“命の危険がある猛暑”襲来で対策に関心高まる<注目テーマ>

特集
2018年7月27日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 カジノ関連

2 サマーストック

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4 全固体電池

5 猛暑

6 電気自動車関連

7 リチウムイオン電池

8 TOPIXコア30

9 5G

10 エアコン

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「エアコン」関連が10位となっている。

ここ数日、関東地方の猛暑はやや和らいでいるものの、中部・東海地方以西、九州に至る西日本では最高気温が35度を超える猛暑が続いている。

関東甲信と東海を中心に記録的な暑さとなり、埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高気温を5年ぶりに更新する41.1度を記録した23日、気象庁は緊急記者会見を開き、連日の猛暑を「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」とし、熱中症など健康管理への十分な注意を呼びかけた。

有効な熱中症対策として叫ばれているのが“エアコンの適切な使用”だ。まず問題となったのは、公立学校でのエアコン普及率の低さ。文部科学省の調べによると、日本の公立小中学校の普通教室のエアコン設置率は約半数にとどまっているという。さらに、その内訳を見ると、東京都が100%近くに達している一方で、各県や市町村などの財政事情によって、30%程度にとどまっているケースも多いようだ。そこで、菅義偉官房長官は、全国の小中学校への早急なエアコン設置のため、政府による補助を検討する考えを示している。

一方、熱中症が死亡につながる確率の高い高齢者では、エアコンを使いたがらない事例が多く報告されているものの、その一方でエアコンの未設置や故障による使用不可が痛ましい事態を招いたケースも少なくないという。今年の場合、関東地方の梅雨明けが異例の早期となったのに加え、直後から連日の猛暑エアコンの売上高が急増し、設置が間に合わない状態という。しかし、今年に限らず来年以降も夏場の猛暑・酷暑は続くことになりそうだ。

エアコン関連銘柄としては、学校や事業所をはじめとした業務用でも強みを持つダイキン工業<6367>をはじめ、パナソニック<6752>、三菱重工業<7011>、日立製作所<6501>、東芝<6502>、三菱電機<6503>、富士通ゼネラル<6755>などのメーカーがある。カーエアコンで強みを発揮するサンデンホールディングス<6444>、アルミや銅製のエアコン部材を手掛けるUACJ<5741>、温度センサーのSEMITEC<6626>、大泉製作所<6618>エアコン制御機器のダイヤモンド電機<6895>などにも注目。また、家電量販店のヤマダ電機<9831>、ビックカメラ<3048>、エディオン<2730>なども見逃せない。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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