本日注目すべき【好決算】銘柄 東映アニメ、邦チタ、コマツ (27日大引け後 発表分)

注目
2018年7月30日 7時00分

27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

東映アニメ <4816> [JQ]  ★今期経常を一転6%増益・最高益に上方修正

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比42.0%増の50.6億円に拡大して着地。国内外でスマートフォン向けゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」をはじめとする版権収入が拡大したうえ、中国や北米向け映像配信権の販売も好調だったことが寄与。

第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の93億円→123億円に32.3%上方修正。従来の19.6%減益予想から一転して6.4%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

明星工 <1976>   ★4-6月期(1Q)経常は67%増益で着地

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比66.9%増の13.5億円に拡大して着地。主力の建設工事事業で国内メンテナンス工事が順調に進んだうえ、工事採算が改善したことも利益を押し上げた。

邦チタ <5727>   ★4-6月期(1Q)経常は62%増益、通期計画を22%上方修正

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比62.4%増の13.8億円に拡大して着地。航空機向けや電力向けに主力の金属チタンの出荷が伸び、16.5%の大幅増収を達成したことが寄与。円安進行で為替差益が増加したことも利益を押し上げた。

円安効果などを踏まえ、通期の同利益を従来予想の36億円→44億円に22.2%上方修正。増益率が3.1%増→26.0%増に拡大する見通しとなった。第2四半期以降の想定為替レートを1ドル105円→110円と円安方向に見直した。

コマツ <6301>   ★4-6月期(1Q)税引き前は93%増益で着地

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比93.2%増の929億円に拡大して着地。北米やアジアを中心に建設機械の旺盛な需要を取り込んだうえ、半導体露光装置用エキシマレーザーなどの販売も伸びたことが寄与。昨年4月に子会社化した子会社に係る一時費用が減少したことも大幅増益の要因となった。

三社電機 <6882> [東証2]  ★上期経常を20%上方修正

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の5.6億円に急拡大して着地。リチウムイオン電池の電極向け銅箔用電源や小型組込電源の販売が好調だったことが寄与。半導体事業で製品構成が良化したうえ、生産性の向上が進んだことも大幅増益に貢献した。

業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の6.5億円→7.8億円に20.0%上方修正。増益率が13.0%増→35.7%増に拡大する見通しとなった。

キムラユニテ <9368>   ★4-6月期(1Q)経常は95%増益で着地

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比95.3%増の6.2億円に拡大して着地。主力の物流サービスでトヨタ自動車 <7203> 向けを中心に格納器具製品や包装作業の受注が増加したことが寄与。上期計画の9.3億円に対する進捗率は67.6%に達しており、業績上振れが期待される。

IXナレッジ <9753> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は36%増益、自社株買いも発表

◆19年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比36.4%増の1.7億円に拡大て着地。大手通信事業者向けのシステム検証案件などが堅調に推移する中、間接業務の効率化や事業の選択と集中を進めたことで採算が大きく改善した。

併せて、発行済み株式数の1.48%にあたる15万株を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

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