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2018年9月19日 5時30分
注目

前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

■三井不動産 <8801>  2,551.5円 (+79.5円、+3.2%)

三井不動産 <8801> 、三菱地所 <8802> がいずれも大きく買われ底値離脱の動き。日経平均の急上昇を背景に、これまで出遅れていたセクターにも広範囲に物色の矛先が向かった。TATERU <1435> の融資資料改ざん問題で不動産への銀行の締め付けが厳しくなるとの思惑から売られていた不動産株もその一角で、値ごろ感からの実需買いに加え空売りの買い戻しも誘発している。都心のオフィスビルは空前の活況となっており、2019年完成予定のビルについてはほぼ満床状態に近く、20年完成のビルに営業対象が移行している状況といわれている。両銘柄とも足もと良好な収益実態面を見直す動きが顕在化している。

■プロト <4298>  1,625円 (+46円、+2.9%)

プロトコーポレーション <4298> [JQ]が反発。14日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17.4億円→23.4億円に34.0%上方修正。従来の10.4%減益予想から一転して20.1%増益見通しとなったことが買い材料視された。中古車輸出や新車ディーラー向け営業支援ツールの販売が想定を上回ることが寄与。生産性向上による人件費や販管費の減少なども利益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の41.2億円(前期は37.3億円)を据え置いた。

■富士電機 <6504>  913円 (+22円、+2.5%)

富士電機 <6504> が続伸。SMBC日興証券が14日付で投資評価「1」を継続し、目標株価を1020円から1080円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、第1四半期のディスク媒体(電子デバイスに含まれる)の予想を引き上げ、19年3月期の営業利益を610億円から640億円へ上方修正しており、会社計画の585億円は今後上方修正の公算があると指摘。また、引き続きパワエレ領域の堅調な拡大や長期成長が期待される自動車向けパワー半導体事業等を中心に、過去最高営業利益更新が続く展開を予想しており、20年3月期営業利益予想を660億円から690億円へ、21年3月期を同697億円から730億円へ上方修正している。

■南海電 <9044>  2,932円 (+69円、+2.4%)

南海電気鉄道 <9044> が反発。9月4日に日本に上陸した台風21号の影響により列車運転を見合わせていた、空港線の運転を18日始発から再開したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。関西国際空港と対岸を結ぶ連絡橋の復旧工事が完了したのに伴い、ほぼ2週間ぶりの再開となる。業績への悪影響に対する過度の懸念が後退した格好で、同様にJR西日本 <9021> も反発している。

■ガンホー <3765>  219円 (+5円、+2.3%)

ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が続伸。18日午後0時30分ごろ、レベルファイブ(福岡市中央区)と共同開発したスマートフォン向け妖怪探索位置ゲーム「妖怪ウォッチワールド」が、14日付で国内累計200万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。「妖怪ウォッチワールド」は、今年で5周年を迎えたレベルファイブの人気コンテンツ「妖怪ウォッチ」の世界が、3Dマップ上でリアル世界と融合する新感覚の妖怪探索位置ゲーム。スマートフォンを使って個性豊かな妖怪たちを見つけ、見つけた妖怪とのバトルに勝利すると一定確率で“ともだち”になることができるほか、他のプレイヤーに自分の“ともだち”の妖怪を取り憑ける「ヒョーイ」や、移動先に妖怪が集まる「妖怪の木」を植えることで、直接その場に行かなくても、全国各地の妖怪に出会うことができるのが特徴となっている。

■TOKAI <3167>  1,099円 (+23円、+2.1%)

TOKAIホールディングス <3167> が3日続伸。14日の取引終了後、100%子会社TOKAIコミュニケーションズが、IoT人工知能(AI)ブロックチェーンなどの先端技術に強みを持つトリプルアイズ(東京都千代田区)と、資本・業務提携を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今般の提携は、TOKAIコムが持つネットワーク・データセンターなどのインフラ基盤およびシステム系・基盤系を中心とする技術力・開発リソースと、トリプルアイズの強みである先端技術領域を組み合わせることで、システム開発事業の拡充や、新規事業・新サービスの実現などのシナジーが期待できると判断したという。

■アニコムHD <8715>  3,615円 (+75円、+2.1%)

アニコム ホールディングス <8715> は続伸。14日の取引終了後に発表した8月度の月次経営パラメーターで、新規契約件数が1万2761件(前年同月比6.5%増)となり、引き続き新規契約件数が増加基調にあるほか、保有契約件数も72万4409件(前月比0.7%増)と順調に積み上がっており、業績への貢献を期待した買いが入った。

■三菱UFJ <8306>  692.4円 (+11.8円、+1.7%)

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> などメガバンクが揃って3日続伸。全体相場は一気に戻り足を加速させるなか、出遅れ物色の流れに乗っている。市場では「相対的に銀行株の戻りは鈍かったが、日経平均にこれだけ勢いがあると(メガバンクも)放置はされにくい。信用取引は買い残が圧倒的に多いが、外資系ファンドなどの貸株調達による数字では見えにくいショートポジションもかなり潜在しているとみられ、その買い戻しで上値指向がさらに強まる可能性がある」(国内準大手証券)という指摘も出ていた。

■ラクス <3923>  2,254円 (+31円、+1.4%)

ラクス <3923> [東証M]が続伸。14日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高が前年同月比40%増となり、高成長が続いていることが好感された。Webデータベースシステム「働くDB」の累計導入社数が1000社を超え堅調に推移していることに加えて、成長牽引役である「楽楽清算」が同60.7%増と大幅増となったことが寄与している。

■武田 <4502>  4,737円 (+52円、+1.1%)

武田薬品工業 <4502> が商い急増で3連騰、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現から5000円大台復帰に向け戻り足を強めている。同社は前週末にアイルランド製薬大手のシャイアーの買収について、中国当局から独占禁止法上問題はなく、同国で承認を得たことを発表、これが株価にプラスに働いた。同社は今回の中国での承認に先立って米国で既に承認を得ており、世界展開への布石を順次進めている。

■TKC <9746>  4,440円 (+45円、+1.0%)

TKC <9746> が続伸。同社は18日、FinTechサービス「TKCモニタリング情報サービス」が日本政策金融公庫(東京都千代田区)に採用されたと発表した。「TKCモニタリング情報サービス」は、TKC全国会会員(税理士・公認会計士)が、月次巡回監査などを通じて作成する信頼性の高い決算書などの財務データを、顧問先企業からの依頼に基づき金融機関に無償提供するクラウドサービス。日本政策金融公庫では、小規模企業向け融資事業である国民生活事業で同サービスの利用を開始し、決算書などをデータで受け付ける環境を設ける。

■エニグモ <3665>  1,616円 (+16円、+1.0%)

エニグモ <3665> [東証M]が3日続伸。14日大引け後に発表した19年1月期上期(2-7月)の経常利益(非連結)が前年同期連結比39.8%増の9.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。ソーシャル通販サイト「BUYMA(バイマ)」の会員数が拡大し、手数料収入が大きく伸びたことが寄与。新マーケティング施策が奏功し、バイマのアクティブ会員数、平均購入回数、リピート率が向上した。通期計画の17.4億円に対する進捗率は53.8%に達した。

※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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