【↓】日経平均 大引け| 続落、米株安や原油安でリスク回避の売り継続 (11月21日)

市況
2018年11月21日 16時12分

日経平均株価

始値  21286.81

高値  21555.61(14:54)

安値  21243.38(09:05)

大引け 21507.54(前日比 -75.58 、 -0.35% )

売買高  13億9258万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆4105億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は続落、米国株再び波乱展開でリスク回避の売り優勢に

2.寄り付きは大きく売りが先行するも、その後は一貫して下げ渋る展開

3.原油市況急落がリスクオフムードを助長、一方で円安が下支え材料に

4.半導体関連株に押し目買い、電機株の堅調が日経平均の戻りを後押し

5.値下がり数は1400超で全体の約7割に、日経平均先物主導の色彩も

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは551ドル安と大幅続落した。世界的な景気減速懸念が強まるなか、原油安やアップル株の連日の下落が指数を押し下げた。

東京市場では、前日の米株急落などを受け日経平均株価はリスク回避の売りにさらされ大幅安で始まったが、朝方売り一巡後は一貫して下げ渋る展開となった。

21日の東京市場は、リスク回避ムードのなか寄り付き段階で大きく売り優勢に傾いたものの、その後日経平均は押し目買いや買い戻しが作用して一貫して下げ渋った。前日の欧米株が全面安で米国株市場ではNYダウが550ドル強の下げをみせた。また、原油市況の急落も投資家心理を冷やし、主力株をはじめ広範囲に売りを誘発したが、米株市場でエヌビディアが朝安後に大きく切り返したことなどが意識され、東京市場でも半導体関連の下値を拾う資金が顕在化し、電機セクターの強さが全体相場を下支えした。外国為替市場で1ドル=112円台後半にドル高・円安に振れたこともプラスに働いた。ただ、先物主導で日経平均に偏重した戻り足の色が強く、値下がり銘柄数は1400超で全体の7割近くを占めている。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が軟調。高島屋<8233>が急落したほか、オリンパス<7733>、SBIホールディングス<8473>が大きく売られた。三菱商事<8058>が軟調、武田薬品工業<4502>も安い。キャリアインデックス<6538>、東祥<8920>、東プレ<5975>なども値を下げた。日本CMK<6958>、日本トムソン<6480>も下値を探った。

半面、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>、SUMCO<3436>など半導体関連が買われ、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>も堅調。ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。LIFULL<2120>が急伸、長谷川香料<4958>も大幅高。CKD<6407>、TOKYO BASE<3415>も物色人気。伊藤忠テクノソリューションズ<4739>も上値を追った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ユニファミマ <8028> 、京セラ <6971> 、アドテスト <6857> 、ソフトバンク <9984> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約58円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、オリンパス <7733> 、電通 <4324> 、武田 <4502> 、高島屋 <8233> 。押し下げ効果は約60円。うち30円はファストリ1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は電気機器、パルプ・紙の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)化学、(3)空運業、(4)情報・通信業、(5)機械。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)証券商品先物、(3)卸売業、(4)海運業、(5)石油石炭製品。

■個別材料株

△ケア21 <2373> [JQ]

株主優待制度を新設。

△エフティ <2763> [JQ]

0.76%を上限に自社株買いを実施。

△Aiming <3911> [東証M]

スマホゲーム「戦国大河」の配信スタート。

△テラスカイ <3915> [東証M]

東証1部に市場変更。

△ダブスタ <3925> [東証M]

東証1部に市場変更。

△イワキ <6237> [東証2]

米ダルトンが株式を5.02%保有。

△マルマエ <6264> [東証2]

東証1部に指定。

△ミネベア <6479>

1.49%を上限に自社株買いを実施。

△Fringe <6550> [東証M]

アプリメディア向けに広告収益化支援を行う「GrowLio」をリリース。

△ホロン <7748> [JQ]

今期経常は16年ぶりの最高益。

▼高島屋 <8233>

600億円の海外CBを発行。

▼SBI <8473>

子会社が実施していたフェーズ3試験結果がネガティブに。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)LIFULL <2120> 、(2)ランド <8918> 、(3)長谷川香料 <4958> 、(4)ワタベ <4696> 、(5)ライクKN <6065> 、(6)スクリン <7735> 、(7)MDV <3902> 、(8)サムコ <6387> 、(9)リブセンス <6054> 、(10)クレスコ <4674>

値下がり率上位10傑は(1)高島屋 <8233> 、(2)オリンパス <7733> 、(3)SBI <8473> 、(4)中広 <2139> 、(5)インフォMT <2492> 、(6)レック <7874> 、(7)日本MDM <7600> 、(8)キャリインデ <6538> 、(9)丸和運機関 <9090> 、(10)東祥 <8920>

【大引け】

日経平均は前日比75.58円(0.35%)安の2万1507.54円。TOPIXは前日比9.78(0.60%)安の1615.89。出来高は概算で13億9258万株。東証1部の値上がり銘柄数は596、値下がり銘柄数は1431となった。日経ジャスダック平均は3509.41円(8.37円安)。

[2018年11月21日]

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