「ドライブレコーダー」が28位にランクイン、普及急加速で新たに関心高まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ドライブレコーダー」が28位にランクインしている。
ドライブレコーダーは、自動車に取り付けるカメラのことで、略称「ドラレコ」ともいう。車両の前方や後方を撮影し続け、急ブレーキや衝突などの異常事態が発生すると、衝突前後の映像、位置情報、速度、ブレーキの状態などが記録される。事故原因の究明や安全運転意識の向上、防犯対策のために利用する人が増えている。
ソニー損害保険が3日に発表した「2018年 全国カーライフ実態調査」(調査期間18年10月19日~22日の4日間、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18~59歳の男女1000人から有効回答を得た)によると、ドライブレコーダーの搭載率は31.7%と、昨年同時期調査時の15.3%に比べ2倍を超える普及率となった。実際に、電子情報技術産業協会とドライブレコーダー協議会の発表した18年7~9月期の業務用、コンシューマー用を合わせたドライブレコーダーの出荷台数は86万3209台で、前年同期比2倍となっている。
これは、17年6月に東名高速道路で発生した「あおり運転」が原因とされる死亡事故の加害者が同10月に逮捕されたことが大きく報道され、あおり運転の危険性が改めて社会問題化したことで、安全運転意識の向上や防犯の観点からドライバーの関心が高まり、それが需要増加につながっているものとみられる。
関連銘柄としては、子会社が製造・販売しているテクノホライゾン・ホールディングス<6629>、中期経営計画でドライブレコーダーや車載カメラなどの車載光学関連事業を強化すると明記しているJVCケンウッド<6632>、グループ会社が販売を手掛けているAKIBAホールディングス<6840>、360度ドライブカメラ「ダクション360」などを販売しているカーメイト<7297>、ルームミラーにカメラモニター機能を搭載した「ハイブリッド インナーミラー」を開発した村上開明堂<7292>などがある。
このほかに、カー用品店を展開するオートウェーブ<2666>、ホットマン<3190>、バッファロー<3352>、オートバックスセブン<9832>、イエローハット<9882>にも注目したい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)