話題株ピックアップ【夕刊】(3):ジェネパ、テクポイント、MSOL

注目
2018年12月17日 15時25分

■ジェネレーションパス <3195>  1,321円  +300 円 (+29.4%) ストップ高   本日終値

ジェネレーションパス<3195>がストップ高。前週末14日の取引終了後に発表した18年10月期連結決算が、売上高87億7800万円(前期比15.0%増)、営業利益1億9200万円(同10.9倍)、最終利益1億3500万円(前期500万円の赤字)と大幅増益となったことが好感された。EC店舗数の増加でECマーケティング事業の売上高が過去最高を達成したほか、ECサポート事業で受注件数が順調に伸長。また、第4四半期からカンナートを連結化したことも寄与した。さらに、販売価額への転嫁により利益率の向上が図れたことや、ECマーケティング事業のノウハウやビッグデータを活用したECサポート事業へ注力したことなども利益押し上げに貢献した。なお、19年10月期業績予想は、18年10月期以上の売上高及び利益を見込んでいるとしながらも、「ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>とのEC事業が開始されるなどで大幅な変動が予想されるため、詳細が固まり次第開示する」とコメントしている。

■テックポイント・インク <6697>  875円  +134 円 (+18.1%)  本日終値

テックポイント・インク<6697>は前週末まで3日連続ストップ高と物色人気が集中していたが、きょうも投機資金の流入が続き、一時ストップ高まであと1円と迫る149円高の890円まで上値を伸ばす場面があった。上昇率は4営業日で93%に達した。米シリコンバレーを拠点とする半導体のファブレスメーカー。監視カメラ用半導体で高実績を有することから、米中ハイテク摩擦で米国では中国が強みとする監視カメラなどを安全保障上の理由から排除する動きをみせており、そうしたなか、同社の収益チャンスが相対的に高まるとの思惑がある。

■MSOL <7033>  4,155円  +400 円 (+10.7%)  本日終値

マネジメントソリューションズ <7033> [東証M]が急騰。14日大引け後に発表した18年10月期の連結経常利益は前の期比65.6%増の3.1億円に伸びて着地。続く19年10月期も前期比34.2%増の4.2億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期もプロジェクトマネジメント支援サービスの新規顧客開拓を進め、30.0%の大幅増収を見込む。

■システムサポート <4396>  2,120円  +186 円 (+9.6%)  本日終値

システムサポート <4396> [東証M]が急伸。14日大引け後、19年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の1.5億円→2.2億円に50.7%上方修正したことが買い材料視された。不動産業向けERP製品の導入案件やデータベースの導入・運用案件、クラウドサービスの導入支援など、既存顧客からの受注が想定より伸び、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の4億円(前期は3.6億円)を据え置いた。

■クリエイト <3024>  859円  +66 円 (+8.3%)  本日終値

クリエイト<3024>は売り物薄のなかスルスルと水準を切り上げ7日続伸と気を吐いている。株価は820円近辺を横に走る75日移動平均線をマドを開けて上回り、中期トレンドでも大勢底入れを印象づける。12月初旬に可決・成立した改正・水道法では水道事業の民営化に伴い、給水・排水管や継手、バルブ、水栓金具など管工機材の卸で業界トップの同社に収益機会の拡大が期待されている。さらに、大阪市に本拠を構えていることで、2025年の大阪万博開催やその後のカジノ運営の思惑も追い風となる。ホテル建設需要の拡大を受け、ホテルの向け排水関連の鋼管継手やパイプなどでビジネスチャンスを享受する可能性がある。

■東日システム <3316>  600円  +45 円 (+8.1%) 一時ストップ高   本日終値

東京日産コンピュータシステム<3316>が一時ストップ高。株価は25日移動平均線と75日移動平均線が収れんする550円ラインを上抜き戻り相場突入の様相をみせている。日産系メーカーなどを主要顧客にシステム開発を手掛けるが、データセンターを中軸に、ビッグデータ分析、ヘルプデスク、常駐支援などいずれも好調で業績は成長トレンドに入っている。また、ディーラーを対象にIBMの人工知能(AI)ソフトを使った販売予測分析サービスへの引き合い旺盛で今後の収益寄与が期待される状況だ。さらに、同社は主要顧客に日産系の企業が多いため、今後ルノーと日産グループの関係などシステム面で基幹的な修正が必要となる可能性があり、これが大きなビジネスチャンスにつながるとの思惑もあるようだ。

■セグエグループ <3968>  1,645円  +103 円 (+6.7%)  本日終値

セグエグループ<3968>が3日ぶりに反発。前週末14日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、12月21日付でジャスダックから東証2部へ市場変更することになったと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は、海外製セキュリティー製品の輸入・販売と、ITシステム設計・構築などが主な事業。18年12月期連結業績予想は、売上高84億3600万円(前期比8.3%増)、経常利益4億5900万円(同4.9%増)を見込んでいる。

■フジ・コーポレーション <7605>  2,085円  +117 円 (+6.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

自動車用タイヤ・ホイール専門店を展開するフジ・コーポレーション<7605>が反発。同社は14日取引終了後に、18年10月期通期の単独決算を発表。営業利益は28億100万円(前の期比25.9%増)となり、従来計画の23億2000万円から上振れ着地した。売上高は328億1200万円(同6.7%増)で、従来計画の315億円を超過した。用品売り上げは前の期に比べ12.2%増となったほか、作業料売り上げも同5.8%増と好調だった。なお、今19年10月期通期の業績予想は、前下期から開始した「タイヤパンク保証サービス」の積極的な販売などにより、売上高335億円(前期比2.1%増)、営業利益28億3500万円(同1.2%増)を見込んでいる。

■テクノスジャパン <3666>  940円  +47 円 (+5.3%)  本日終値

テクノスジャパン<3666>が急反発。あす18日、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>が東証マザーズに上場する。TDSEは、テクノスジャパンの子会社として、13年に会社設立。人工知能(AI)によるビッグデータ解析を使ったコンサルティングを行っており、ビッグデータ活用に不可欠なデータサイエンティスト集団を擁する企業として市場の注目度は高い。目論見書によれば11月時点でテクノスジャパンはTDSEの株式43.33%を保有しており、上場後も約2割を保有する筆頭株主となる見込みだ。

■ベルグアース <1383>  2,080円  +90 円 (+4.5%) 一時ストップ高   本日終値

ベルグアース<1383>が一時ストップ高。同社は14日に決算発表を行い、19年10月期業績の大幅増益見通しを明らかにしたほか、OATアグリオ<4979>との資本業務提携を公表したことが好感された。19年10月期の連結業績は、売上高が52億2800万円(前期比11.3%増)、営業利益が1億1800万円(同8.7倍)と大幅な増収増益を見込む。野菜苗生産販売事業では、安定生産と生産量の増加を図るほか、農業・園芸用タネ資材販売事業や海外事業の拡大を目指す。また、OATアグとは両社の農業ビジネス分野の拡大を図ることを目的に資本業務提携する。OATアグはベルグアースの普通株5万株(発行済み株式数の3.94%)を18日に取得する予定だ。

●ストップ高銘柄

ジャストプランニング <4287>  942円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

エムティジェネックス <9820>  12,500円  -4,000 円 (-24.2%) ストップ安   本日終値

プリントネット <7805>  1,302円  -400 円 (-23.5%) ストップ安   本日終値

ムラキ <7477>  2,062円  -500 円 (-19.5%) ストップ安   本日終値

RSテクノ <3445>  3,195円  -700 円 (-18.0%) ストップ安   本日終値

正栄食品工業 <8079>  3,215円  -700 円 (-17.9%) ストップ安   本日終値

など、8銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.