注目銘柄ダイジェスト(前場):ベイカレント、オリンパス、コシダカHDなど

市況
2019年1月15日 11時55分

ベイカレント<6532>:2856円(+496円)

急騰で一時ストップ高。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は27.9億円で前年同期比14.3%減となった。通期予想も従来予想の48億円から40億円に下方修正している。現在は回復しているものの、一時的な稼働率低下の影響が響いているもよう。ただ、上半期までの状況から計画下振れは想定線で悪材料出尽くし感、発行済み株式数の1.73%に当たる26.5万株を上限とした自社株買いの実施も発表し、需給期待も高まる展開に。

コシダカHD<2157>:1376円(+125円)

急伸。先週末に第1四半期決算を発表している。営業利益は13.7億円で前年同期比29.0%増益、上半期計画の41.2億円、同11.8%増に対して、高い増益率を確保している。便利でお得な機能を盛り込んだ会員サービスアプリ「まねきねこアプリ」の提供開始などが奏効し、カラオケ事業の収益改善が進んだ。想定以上の好スタートを受けて、高い収益成長の持続期待は一段と高まる格好に。

エスプール<2471>:1866円(+167円)

大幅に3日続伸。19年11月期の営業利益予想が前期比28.1%増の12.60億円と過去最高を更新すると見込む。安定した収益基盤の構築や新たな収益機会の獲得、ITの積極活用による生産性向上に取り組む。同期の年間配当予想は記念配当3.00円を含む10.00円(前期は5.00円)に増額した。18年11月期の営業利益は45.9%増の9.83億円。また、78万9000株の立会外分売を実施する。予定期間は29日から2月1日まで。

マネックスG<8698>:402円(+17円)

出来高伴い大幅続伸。子会社のコインチェックが、資金決済に関する法律に基づく仮想通貨交換業者として、関東財務局への登録が完了したと先週末に発表している。今後の仮想通貨事業の本格的な収益寄与を期待する動きとなっている。登録認可は想定線であったといえ、ここまで認可が遅れていたため株価は安値圏での推移が続いていたこともあり、買い安心感が先行する状況のもよう。

セルシード<7776>:962円(+55円) 966 +59

大幅に反発。厚生労働省「第71回先進医療会議」で、セルシードの共同研究先である東海大学医学部付属病院が申請した「自己細胞シートによる軟骨再生治療」が承認されたと発表している。適応症は、変形性膝関節症の軟骨欠損。今後、特定認定再生医療等委員会での審議などを経て、最終的な承認手続きに進むことになる。セルシード<7776>は東海大学から細胞シートの受託製造を有償にて実施する予定。

オリンパス<7733>:4540円(+535円)

急伸。先週末の前引け後に企業変革プラン「Transform Olympus」の策定及び代表取締役の異動を発表、引け後には国内外で説明会を実施している。海外経験の長い竹内氏へのCEOバトンタッチ、グローバルメドテックカンパニーへの飛躍を目的とした大幅な組織変更、医療事業の2事業部門への再編などを発表。SMBC日興証券では、株式市場の想定を超えた大幅な構造改革を伴う組織変更の発表は、ポジティブサプライズと判断している。

アライドアーキ<6081>:420円(+4円)

続伸。野村ホールディングス<8604>及びコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之氏と「ファンベース」を基盤としたマーケティング支援事業における合弁会社設立の検討に関し、基本合意書を締結したと発表している。ファンベースは、自社の商品やサービスを支持するファンを土台にして売上や価値を中長期的に向上させていくとの考え方。出資比率は野村HD51%、アライドアーキテクツ44%、佐藤氏5%となる予定。

《ST》

提供:フィスコ

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