「インフルエンザ関連」がランキング入り、全国的に流行が警報レベルで猛威振るう<注目テーマ>

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2019年1月25日 12時21分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「インフルエンザ関連」が19位にランクインしている。

厚生労働省が18日に発表した「インフルエンザの発生状況」によると、全国42都道府県の358カ所の保健所地域で、患者数が激増し警報レベルに達しているという。同省は全国約5000カ所の病院などで感染状況を定点観測しているが、1月7~13日の1週間に推計約163万5000人の患者が受診した。患者数は約58万6000人だった前週に比べて3倍近く増え、1医療機関当たりの患者数は38.54人となった。これは大流行の発生・継続が疑われる「警報レベル」で、インフルエンザは現在全国的に猛威を振るっている状態だ。

こうしたなか、最も注目を集めているのが、塩野義製薬<4507>が開発し、日本では既に昨年3月から販売を開始している、抗インフルエンザ新薬「ゾフルーザ」だ。1回の服用で治療できるのが大きな特長で、昨年10月24日には米国でも患者への適用承認を獲得した。「ゾフルーザ」は、発売後初めての本格流行期間を迎えているうえに、米国では昨シーズンにインフルエンザが大流行して多くの死者も出たことなどから、従来薬よりも早く効果が出る新薬に注目が集まっている。一方、中外製薬<4519>は、2001年から日本でインフルエンザ治療薬「タミフル」を販売し、実績を積み重ねている。

ダイワボウホールディングス<3107>は、抗ウイルス不織布を使用したマスク「プロテクシールド」を発売。これは、通気性を考慮しながらバクテリアろ過効率99.99%を確保したサージカルマスクだ。更に、シキボウ<3109>は抗ウイルス加工繊維「フルテクト」を開発して医療白衣やマスクに展開、ユニチャーム<8113>は「超立体マスク」で売上高を伸ばしている。

このほかに、インフルエンザワクチン開発のUMNファーマ<4585>、ワクチン製造のデンカ<4061>、インフルエンザ検出試薬の開発・製造・販売を手掛ける栄研化学<4549>、二酸化塩素分子を有効成分とするウイルス除去・除菌・消臭製品の大幸薬品<4574>、病原菌による感染防止を目的とした感染症対策機器を手掛ける日本エアーテック<6291>、臨床検査及び検査機器の開発・製造・販売を手掛けるみらかホールディングス<4544>、インフルエンザウイルスA型抗原およびB型抗原を検出する検査試薬を製造しているカイノス<4556>、絶大なブランド力を発揮している殺菌・消毒効果を持つうがい薬「明治うがい薬」の明治ホールディングス<2269>、イオンの力で鼻や口へのウイルスの侵入を防ぐ「アレルシャット ウイルス イオンでブロック」を発売しているフマキラー<4998>などにも注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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