「キャッシュレス決済」は4位に、安倍首相が施政方針演説で普及を明言<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「キャッシュレス決済」が4位と引き続き好位置につけている。
安倍晋三首相は、1月28日に行った施政方針演説のなかで、10月からの10%への消費税率引き上げに関連して「軽減税率を導入するほか、プレミアム商品券の発行を通じて、所得の低い皆さんなどの負担を軽減する。同時に、来るべき外国人観光客4000万人時代を見据え、全国各地の中小・小規模事業者の皆さんにキャッシュレス決済を普及させるため、思い切ったポイント還元を実施する」と述べている。
政府は、消費税率の引き上げに伴う景気への影響を和らげるため、中小小売店でのキャッシュレス決済による買い物に5%のポイント還元を計画している。現在19%程度にとどまる日本のキャッシュレス決済の比率を2025年までに40%に引き上げる目標を掲げ、キャッシュレス決済比率が60%の中国や、96%にも達する韓国に少しでも追いつこうとしており、このポイント還元施策を契機とする考えだ。
キャッシュレス決済関連銘柄には、クレジットカードや交通系・流通系電子カード、QRコードなど現金を使わない支払いに関する銘柄や、軽減税率に対応するための設備・システムなどに関連する銘柄が挙げられる。
個別銘柄では、ミニプリンタの卸売りが小売りPOS向けに好調な日本プリメックス<2795>、インターネット決済サービスの収納代行を手掛けるビリングシステム<3623>、モバイル型電子決済端末や決済アプリサービスなどを展開するフライトホールディングス<3753>、小売り・流通向けソフト開発のヴィンクス<3784>、消費者向けQRコード読み取りアプリを展開するメディアシーク<4824>、ICカード入金機の高見沢サイバネティックス<6424>、消費者向けEC業者に決済処理サービス提供するGMOペイメントゲートウェイ<3769>に注目したい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)