日経平均は3日ぶり大幅反発、円安など好感して500円超高/相場概況

市況
2019年2月12日 15時39分

日経平均は3日ぶり大幅反発。日本の3連休中に米NYダウは続落したが、春節(旧正月)の連休明けの中国・上海総合指数は堅調だった。また為替市場では1ドル=110円台半ばまで円安が進み、本日の日経平均は109円高からスタートすると、寄り付き後も先物主導で上げ幅を広げる展開となった。後場に入ると米株価指数先物の上昇を受けて一段高となり、引けにかけて20885.88円(前週末比552.71円高)まで上昇する場面があった。決算が好感された銘柄を中心に個別物色も活発だった。

大引けの日経平均は前週末比531.04円高の20864.21円となった。東証1部の売買高は14億6075万株、売買代金は2兆7657億円だった。業種別では、繊維製品、機械、倉庫・運輸関連業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは石油・石炭製品、不動産業の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の84%となった。

個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>のほか、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>などが堅調。ZOZO<3092>は10%超高と急反発した。好決算の太陽誘電<6976>や日カーボン<5302>はストップ高水準まで上昇し、電子部品の村田製<6981>、黒鉛電極の東海カーボ<5301>や昭電工<4004>にも買いが波及した。その他決算発表銘柄では長谷工<1808>などが急伸し、ルネサス<6723>はストップ高を付けた。一方、レーティング引き下げ観測の任天堂<7974>は小安い。ソニー<6758>や武田薬<4502>も利益確定売り優勢だった。資生堂<4911>は決算が市場予想を下回り軟調。自社株買いを発表したJXTG<5020>は材料出尽くし感から5%近く下落した。また、レオパレス21<8848>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.