「旅行」関連が23位に、新天皇陛下即位での10連休GWが個人消費拡大に拍車<注目テーマ>

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2019年2月22日 12時21分

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10 半導体

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行」関連が23位にランクインしている。

今回の改元は、天皇陛下の意思による生前退位に伴う新天皇陛下の即位となることから、文字通りの“新たな時代の幕開け”として、従来にも増して国民全体に慶祝ムードが高まることが予想され、旅行をはじめとした個人消費拡大が景気浮揚に貢献することが見込まれる。

天皇陛下は4月30日に退位され、皇太子さまが5月1日に即位される。新元号施行まであと2カ月あまりとなり、一般国民の関心も高まりをみせている。また、政府は新たな元号を4月1日に公表する方針。こうした日程に伴って、今年は土曜・日曜を含め、4月27日から5月6日まで10日間の超大型連休が実現する。

エイチ・アイ・エス<9603>は12日、10連休となる今年のゴールデンウイーク(4月27日~5月6日出発)の国内旅行予約動向(4日時点)を発表した。それによると、長期休暇を利用しようと早めに計画を立てる人が多く、例年に比べ予約の早期化が進んでおり、前年同日比3倍強で推移しているという。人気の行先は沖縄本島がトップで、北海道、九州、東京、沖縄離島が続いている。また、人気アクティビティでは、シュノーケリングや体験ダイビング、カヌー・カヤック、四輪バギーが上位を占めている。また、出発日のピークは海外旅行が4月27日なのに対し、国内旅行は4月29日。国内外ともに、例年に比べて周遊プラン、長い滞在を選ぶ傾向が共通しているという。

各旅行会社は、海外・国内を問わず、これまでになかった10連休狙いの大型のパッケージツアーを投入している。海外旅行では、従来1週間以内のプランとして人気の高かったアジアに加え、今年は欧州、北米、南米、アフリア、オセアニアといった遠隔地域の旅行需要増が見込まれる。国内でも北海道、沖縄などでの滞在タイプのゆったり体験型プランが人気化している。

2013年に近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが統合した旅行大手のKNT-CTホールディングス<9726>は国内と団体に強みを発揮している。また、ベテランの旅行者層向けに、世界遺産や自然、伝統などをテーマとし比較的長期で付加価値の高いプランを提供するユーラシア旅行社<9376>にも注目。更に、交通機関では国際線首位のJAL<9201>や国内線首位・国際線2位のANAホールディングス<9202>、羽田空港国内・国際ターミナルビルを運営する日本空港ビルデング<9706>。主な新幹線を運営するJR東日本<9020>、JR東海<9022>、JR西日本<9021>にも恩恵が波及する。

クルーズ旅行をネット販売する予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営するベストワンドットコム<6577>は新婚や富裕層に的を絞った企画を投入、カスタマイズ可能なオンラインのパッケージ旅行を企画・販売する旅工房<6548>、旅行比較サイト「トラベルコ」で攻勢をかけるオープンドア<3926>、宿泊施設向け予約管理システム販売を主力とする手間いらず<2477>にもビジネスチャンスが到来している。

主力航空券予約サイトを運営するエボラブルアジア<6191>、格安航空券・飛行機・LCCの予約・比較では「スカイチケット」を運営するアドベンチャー<6030>、経路検索サービス「駅探」を運営する駅探<3646>、菓子大手で傘下の地域限定菓子製販会社を統括でおみやげ関連の寿スピリッツ<2222>、国内旅行土産品の卸売業で業界大手のタカチホ<8225>にも注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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