オハラが急反落、「ナノセラム」需要減で19年10月期業績予想を下方修正
オハラ<5218>が急反落し昨年来安値を更新している。12日の取引終了後、19年10月期の連結業績予想について、売上高を273億円から246億円(前期比12.8%減)へ、営業利益を28億円から15億円(同54.1%減)へ、最終利益を20億円から6億円(同81.4%減)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。
足もとでスマートフォン向けの耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス「ナノセラム」の需要が減少。これに加えて、光事業でカメラ市場の縮小に伴う需要の減少が見込まれるほか、エレクトロニクス事業で露光装置向け極低膨張ガラスセラミックスの需要回復時期が想定より遅れる見通しとなったことなどが要因としている。
なお、同時に発表した第1四半期(18年11月~19年1月)決算は、売上高67億3500万円(前年同期比4.6%増)、営業利益3億8200万円(同27.7%減)、最終損益3億4900万円の赤字(前年同期4億3200万円の黒字)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)