<動意株・13日>(前引け)=日亜鋼業、ラクスル、OSGコーポ
日亜鋼業<5658>=急騰。産業新聞電子版が「全国的に高力ボルト(ハイテンションボルト)の需給がひっ迫し、入手困難な状態が続いている」と報じていることを受けて、高力ボルトを手掛ける同社に思惑的な買いが入っているようだ。高力ボルトは建築物や橋梁、鉄塔などに使われる鉄骨の接合部分に使われているが、東京五輪開催に向けた施設や首都圏を中心とした再開発などで全国的に鉄骨需要が増加しており、これに伴い高力ボルトの需要も増加しているもようだ。
ラクスル<4384>=急伸し年来高値を更新。同社は12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(18年8月~19年1月)単独決算が、売上高74億9500万円(前年同期比52.9%増)、営業利益7100万円(前年同期1億2100万円の赤字)、最終利益2100万円(同1億3200万円の赤字)となり、営業損益が黒字転換したことが好感されている。主力の印刷ECサービスが順調に拡大していることに加えて、集客支援(広告)サービスやハコベル(運送事業)の売り上げが拡大していることも貢献した。テレビCMの放映などで広告宣伝費は増加しているものの、他の販管費の伸びを抑えたことも寄与した。
OSGコーポレーション<6757>=3日続伸。同社は12日の取引終了後に発表した20年1月期の連結業績予想で、売上高71億2000万円(前期比10.1%増)、営業利益5億8000万円(同89.6%増)、最終利益2億9000万円(同3.2倍)と大幅増益を見込んでいるほか、記念配当5円の実施により年間配当を前期比5円増の35円を予定していることが好感されている。20年8月の創立50周年に向けて実施している大規模販売促進企画「プレミアム50」の効果が家庭用機器事業を含む水関連機器事業全般に寄与するとみられるほか、20年の東京五輪に向けた五輪競技施設や公共施設の建設・改修及びインフラへのウォータークーラーなどの導入活発化が期待できるとしている。
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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)