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<話題の焦点>=AIで流動化する価格設定、ダイナミックプライシングに注目

特集
2019年3月14日 12時10分

最近、「ダイナミックプライシング」(DP)という言葉をよく耳にするようになった。ダイナミックプライシングとは商品、市況、天候、個人の嗜好、販売状況などに関するビッグデータを人工知能(AI)を用いて迅速に分析し、そこで得られた需要の予測をもとに、価格の上げ下げを自動的かつ柔軟に変更する仕組みのこと。これにより顧客のニーズに対応するとともに、収益向上に役立てることを目指している。

例えば、ホテルでは繁忙期と平日などでは価格が異なることが一般的だが、これに天候や競合相手の価格設定などを加味して値決めをする。また、プロ野球の場合では、チームが優勝争いをしていたり人気投手が登板する際には価格を高めに設定。反対にチームの状態が悪い時や雨天の場合などは価格を下げるといったことを柔軟に行えるようにするのがDPだ。

先進国であるアメリカでは、1970年代に航空チケットで導入が始まった。その後、スポーツやコンサートのチケットで導入が広がり、現在は大リーグにアメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケーの4大プロスポーツ全てがDPを導入している。また、ホテルやテーマパーク、更にはスーパーやガソリンスタンドなどにも導入が広がりつつある。

日本でも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)が今年から導入を行うほか、サッカーJリーグなどでも導入が広がりつつある。今後もスポーツなどを中心に導入の動きが進むとみられ、関連銘柄には注目が必要だ。

ヤフー<4689>と三井物産<8031>は18年6月にダイナミックプライシング事業の新会社ダイナミックプラスを設立。サッカーJリーグの横浜Fマリノスでは、19年シーズンから全ての試合で同社のサービスを導入している。また、BEENOS<3328>が出資するメトロエンジン(東京都港区)では、業界特化型のダイナミックプライシングサービスを提供しており、東急ホテルズ(東京都渋谷区)などへ提供している。 

更に、ジャパンディスプレイ<6740>は、ディスプレーのハードウェア面だけではなく、そこに表示される情報の創出に注力しているが、その一環としてダイナミックプライシングソリューションを開発した。そのほかにもさまざまな企業がダイナミックプライシングに関するサービスを開始しており、市場は更に拡大が期待できそうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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