日中値幅は出るがこう着ムード変わらずか/後場の投資戦略

市況
2019年3月15日 12時20分

日経平均 : 21504.73 (+217.71)

TOPIX  : 1605.48 (+17.19)

[後場の投資戦略]

日経平均は円安や中国株高を支援材料として上げ幅を広げ、200円を超える上昇で前場を折り返した。日足チャート上では25日移動平均線がサポートとして機能しており、短期的な押し目買いの動きも誘いやすかったとみられる。さらにチャートからは、このところ日中値幅がまずまず大きい一方で、21000円台前半から半ばでこう着感を強めつつあることも見て取れる。3月期末を前に配当権利取りの動きが下値を支える一方、売り方の買い戻しに一巡感が出てきたほか、金融機関による保有株売却観測も聞かれ、上値の重しになっているようだ。目先は海外情勢に一喜一憂しつつ、現行水準で一進一退の展開が続くことが想定される。

新興市場では東証1部への市場変更を発表したスパークスG<8739>が急伸し、本日上場のカオナビ<4435>も買いが殺到するなど、引き続き個人投資家の中小型株に対する物色意欲は強い。しかし、やはり買い一方向には傾きづらいようでマザーズ指数は続落、日経ジャスダック平均は3日ぶり反発とまちまち。短期の値幅取り狙いの個別物色で当面をしのぐ格好となりそうだ。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.