NY株式:上昇、雇用統計を好感

市況
2019年4月6日 9時02分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は40.36ドル高の26424.99、ナスダックは46.91ポイント高の7938.69で取引を終了した。3月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比19.6万人増と予想を大きく上振れ、買いが先行。原油相場の上昇が好感されたほか、習近平国家主席が米中交渉の早期解決を希望していることが明らかとなり、終日堅調推移となった。セクター別では、エネルギーや公益事業が上昇する一方で銀行やメディアが下落した。

原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、ベゾスCEOが離婚調停を巡り、元妻に同社発行済み株式の4%を分与することで合意に至り、ベゾス氏がアマゾンの支配権を維持することへの安心感から買われた。ファストフードのマクドナルド(MCD)は、一部アナリストが1-3月期決算及び長期的な業績見通しに楽観的な見方を示し、小幅上昇。一方で、半導体のインテル(INTC)は、ウェルズファーゴによる投資判断引き下げを受け、売られた。

1日に化学メーカーのダウ・デュポン(DWDP)が分社化した汎用化学品事業のダウ(DOW)は、週初から上昇が続いていたものの、JPモルガンがEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の成長性に懐疑的な見方を示し、下落に転じた。

(Horiko Capital Management LLC)

《TN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.