明日注目すべき【好決算】銘柄 ネクステージ、スギHD、オンワード (5日大引け後 発表分)

注目
2019年4月7日 11時00分

5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ネクステージ <3186>   ★12-2月期(1Q)経常は47%増益で着地

◆19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比46.8%増の12.7億円に拡大して着地。中古車販売の大型店、ジャガー・ランドローバーやボルボなど輸入車新車販売店の出店拡大を背景に自動車販売台数が伸び、42.2%の大幅増収を達成したことが寄与。

イーサポート <2493> [JQ]  ★12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過

◆19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常損益は7700万円の黒字(前年同期は100万円の赤字)に浮上して着地。昨年11月に実施した生鮮青果物流通システムと業務受託サービスの値上げ効果に加え、イオングループを中心に生鮮青果物流通システムの導入が進んだことが収益を押し上げた。経費の一部が第2四半期以降に後ずれしたことも増益に貢献した。

上期計画の5900万円をすでに30.5%も上回っており、業績上振れが期待される。

シンメンテ <6086> [東証M]  ★前期経常最高益予想を28%上乗せ、配当も8円増額

◆19年2月期の連結経常利益を従来予想の5億円→6.4億円に28.2%上方修正。増益率が50.4%増→92.8%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。店舗メンテナンスで既存顧客の掘り起こしや新規顧客獲得が順調に進み、売上高が計画を上回ったことが寄与。原価精査の強化や業務効率化などで採算が改善したことも上振れに貢献した。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の18円→26円(前の期は14円)に大幅増額修正した。

小島鉄 <6112> [東証2]  ★上期経常を2倍上方修正

◆19年11月期上期(12-5月)の経常利益(非連結)を従来予想の3000万円→6000万円に2.0倍上方修正。主力の大型油圧プレス機で大型受注物件の消化が進み、工事進行に応じた売上計上が想定を上回ることが寄与。生産効率を中心とする原価の圧縮も上振れに貢献する。

スギHD <7649>   ★今期経常は6%増で5期連続最高益、10円増配へ

◆19年2月期の連結経常利益は前の期比5.2%増の272億円で着地。続く20年2月期も前期比6.5%増の290億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。ドラッグストア業界の競争激化や診療報酬改定に伴う薬価引き下げなど経営環境は厳しさを増すが、今期も前期(店舗純増85店舗)に続き、積極的な店舗展開を進め、6期連続の増収増益を目指す。

併せて、今期の年間配当は前期比10円増の80円に増配する方針とした。

オンワード <8016>   ★前期経常が上振れ着地・今期は10%増益へ

◆19年2月期の連結経常利益は前の期比12.9%減の51.6億円になったが、従来予想の41.5億円を上回って着地。続く20年2月期は前期比10.4%増の57億円に伸びる見通しとなった。前期は欧州における一部生産事業の契約内容変更や不採算店舗撤退費用の計上などで海外事業の赤字が拡大したことが響いた。今期はオンワード樫山を中心に基幹事業の収益率向上を図るほか、アジア事業の拡大に注力し、2期ぶりの増益転換を目指す。

併せて、発行済み株式数の2.17%に相当する300万株を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の拡充を好感する買いが期待される。

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