話題株ピックアップ【夕刊】(3):多摩川HD、シノプス、ユビテック

注目
2019年4月9日 15時19分

■多摩川ホールディングス <6838>  951円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

多摩川ホールディングス<6838>がストップ高。同社は8日、子会社の多摩川電子がミリ波製品の受託開発・製造を開始すると発表。5G(次世代移動体システム)では、従来の100倍の伝送速度を実現するため、新たにSHF帯、準ミリ波~ミリ波帯の周波数利用が予定されている。準ミリ波・ミリ波用高周波製品は今後の情報通信分野において高速・大容量化には欠かせない製品で、同社では以前から開発を進めてきた経緯がある。

■シノプス <4428>  17,010円  +1,900 円 (+12.6%)  本日終値

8日、東証が9日売買分からシノプス <4428> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料視された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■キャリアリンク <6070>  448円  +46 円 (+11.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

キャリアリンク <6070> が大幅反発し、年初来高値を更新した。8日大引け後、19年2月期の連結経常利益を従来予想の2.3億円→2.9億円に22.4%上方修正。減益率が61.0%減→52.3%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。売上高は計画を下回ったものの、18年10月に新規受注したキャッシュレス決済関連案件の業務処理を社内異動で補い、採用費や人件費が想定を下回ったことが利益を押し上げた。

■ユビテック <6662>  348円  +22 円 (+6.8%) 一時ストップ高   本日終値

ユビテック<6662>が上昇加速。オリックス自動車のカーリース事業を支えるカーシェア車載機と、オリックス自動車が販売している自動車に搭載するテレマティクス車載機を主力にIoT・AI分野で高い技術力を有している。また、ATM紙幣鑑別センサーの製造受託も行っており、2004年以来となる紙幣刷新に絡み、その有力関連株として買いが集中した。

■日本通信 <9424>  119円  +7 円 (+6.3%)  本日終値

日本通信<9424>が後場急伸。午後0時30分ごろ、同社のフィンテックプラットフォーム「FPoS(エフポス)」の基盤技術であるフィンテックの安全を担保する技術が3つの特許を取得したと発表しており、これが好感された。会社側によると、FPoSはスマートフォンを使って世界で最も安全に金融取引を実現できる特許技術であり、今後は国内におけるデファクト化を進めるとしている。

■日本サード・パーティ <2488>  913円  +53 円 (+6.2%)  本日終値

日本サード・パーティ<2488>が続急伸。今年2月末以来の900円台乗せとなり、足もと売買代金も増勢で物色人気化の様相を呈している。同社は海外企業を中心にIT機器メンテナンスやIT研修などを行う。同社が手掛ける人工知能(AI)インテグレーションサービス「Third AI(サードアイ)」はAIで応答するチャットボットなどを軸に積極展開、米アマゾンのクラウド型サービス「アマゾンコネクト」とも連携させており、AIサービス分野での成長性にマーケットの視線が集まっている。19年3月期営業利益は減益予想ながら、従来予想の1億8000万円から2億3000万円(前期比8.4%減)に上方修正しており、20年3月期はICTシステム運用サービスの拡大やIT研修などの寄与で2ケタ増益トレンドに復帰する公算が大きいとみられている。今月5日には同社の大株主である夢真ホールディングス<2362>の傘下企業、夢テクノロジーとプログラミング言語Pythonの研修プログラム導入で連携することを発表している。

■ロックオン <3690>  1,495円  +79 円 (+5.6%)  本日終値

ロックオン<3690>が続伸。8日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高速報で、全社売上高が前年同月比27.5%増となったことが好感された。主力のマーケティングプラットフォーム事業が同29.0%増と好調だったことが牽引。商流プラットフォームも同17.2%増と伸長した。

■窪田製薬HD <4596>  554円  +22 円 (+4.1%)  本日終値

8日、東証が9日売買分から窪田製薬ホールディングス <4596> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料視された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■日本管理センター <3276>  913円  +34 円 (+3.9%)  本日終値

日本管理センター<3276>が3日続伸し、年初来高値を更新した。同社は8日取引終了後に、今年1~3月の管理戸数が7万6809戸(前年同期比2.9%増)になったと発表。管理戸数の増加は不動産収入の拡大につながるだけに、5月13日に予定している19年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算への期待感が高まっているようだ。

■ハブ <3030>  1,094円  +40 円 (+3.8%)  本日終値

ハブ<3030>はしっかり。8日の取引終了後に発表した3月度の月次速報で、既存店売上高が0.6%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。3月は、アイルランド最大の祝祭日「セント・パトリックス・デイ」(3月17日)にちなみ、「HUB」ブランド全店(浅草店を除く)と 「82」ブランド全店で「アイルランドキャンペーン」を実施したことが貢献した。

●ストップ高銘柄

サイジニア <6031>  1,359円  +300 円 (+28.3%) ストップ高   本日終値

高見サイ <6424>  1,377円  +300 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値

ASJ <2351>  2,811円  +500 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値

キャンバス <4575>  724円  +100 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

3DM <7777>  744円  +100 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

富士ソSB <6188>  419円  -80 円 (-16.0%) ストップ安   本日終値

五洋インテックス <7519>  4,120円  -700 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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