日経平均は3日ぶり反発、売買4年ぶり低水準で伸び悩み/相場概況

市況
2019年5月27日 15時48分

日経平均は3日ぶり反発。24日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、95ドル高となった。トランプ大統領の発言を受け、米中対立への過度な懸念が和らいだ。週明けの東京市場では米株高を好感した買いが先行し、日経平均は31円高からスタートすると、朝方には21232.38円(前週末比115.16円高)まで上昇する場面があった。しかし本日の米英市場が休場であることに加え、日米首脳会談後の記者会見の内容を見極めたいとの思惑もあり、売買低調で日経平均は伸び悩んだ。

大引けの日経平均は前週末比65.36円高の21182.58円となった。東証1部の売買高は9億0164万株、売買代金は1兆4713億円だった。売買代金はおよそ4年5カ月ぶりの低水準となった。業種別では、鉱業、電気・ガス業、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、パルプ・紙、繊維製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の60%、対して値下がり銘柄は34%となった。

個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>のほか、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>などが堅調。村田製<6981>や武田薬<4502>は2%超上昇した。一部証券会社の高レーティングが観測された銘柄ではNEC<6701>が3%高、ウエルシアHD<3141>が5%超高。新中期経営計画が好材料視された日立物流<9086>や、見直し機運が高まった千代化建<6366>も上げが目立った。またTATERU<1435>が東証1部上昇率トップとなり、北の達人<2930>は化粧品のヒットでストップ高を付けた。一方、任天堂<7974>やファナック<69564>が軟調で、ZOZO<3092>は4%近い下落となった。レーティング引き下げ観測のルネサス<6723>や住友大阪<5232>もさえない。また、DDHD<3073>やCOOKPAD<2193>が東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.