<注目銘柄>=コナミHD、安定的な業績拡大を再評価
コナミホールディングス<9766>は、安定的な業績拡大を背景に、6000円台回復に向けた展開が期待できる。
同社は、コンシューマ向けに派手にヒットする新作ゲームが少ないことから脚光が当たりにくいが、安定的なヒットが見込まれるコンテンツやスポーツIPを有している点が魅力。19年3月期も「ウイニングイレブン」や「プロ野球スピリッツA(エース)」「実況パワフルプロ野球」などが堅調に推移し、モバイルゲームが好調を持続し、営業2ケタ増益を牽引した。
20年3月期は、営業利益470億円(前期比7.0%減)と減益を見込むものの、主に本社移転に伴う一時費用の計上など特殊要因が理由。本業ではモバイルゲームの既存タイトルが安定していることに加えて、カードゲームや家庭用ゲームなどの伸長で、前期比3%増の520億円程度となる見込み。ただ、市場予想では520億円前後が見込まれており、上振れ期待は高い。更に来期は、家賃負担の減少などが寄与する予定で、営業利益600億円台を見込むところもあり、高成長が期待されている。(仁)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)