「TOPIXコア30」関連が9位にランクイン、高配当利回りに関心高まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「TOPIXコア30」関連が9位にランクインしている。
「TOPIX(東証株価指数)コア30」は、ニューインデックスシリーズの一つで、東証1部市場全銘柄のうち、時価総額、流動性で特に上位にある30銘柄で構成された株価指数だ。日本のリーディングカンパニーでもある30社を集めていることから、主力大型株の動向を判断するのに使われる。また、毎年10月に構成銘柄の見直しが実施されるが、昨年は10月31日付で、リクルートホールディングス<6098>と花王<4452>の2銘柄が追加採用となり、日産自動車<7201>とデンソー<6902>の2銘柄が除外された。
30銘柄のうち、ほとんどが日経225種指数の採用銘柄であることから、株価指数先物の変動に大きく左右されやすい面もある。また、各業種の日本を代表する主力銘柄が揃っていることから、海外投資家の有力な投資対象ともなっている。
全体相場は、米中貿易摩擦の深刻化を嫌気して4月下旬以降下落基調となっていたものの、6月4日に日経平均株価が2万289円64銭の安値で底打ちして以降、反転上昇トレンドが鮮明となってきた。コア30銘柄のなかには依然として株価指標面で割安な銘柄も多く、今後の全体相場の戻りに連動して全体の売買代金も増加傾向となれば、出遅れ修正の上昇が期待できそうだ。優良企業である上に、高配当利回りを兼ね備えている銘柄が多いのも特長だ。
例えば、12月期決算で6月中間期の配当権利取りが目前となっているJT<2914>の配当利回り(年間)は6%を超える超高水準となっている。このほかに、5%近い高配当利回り(同)となっている三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>のメガバンク3社にも注目。
更に、業績面からは、買収した求人検索エンジンの米インディードが絶好調なうえに4月1日からの「働き方改革関連法」や「改正出入国管理法」の施行で、人材関連のビジネスチャンスがより広がるリクルートホールディングス、オフィスビル需要の順調な拡大に支えられて安定成長が期待される三菱地所<8802>も見逃せない。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)