話題株ピックアップ【夕刊】(1):Jディスプレ、野村、ツガミ

注目
2019年6月19日 15時15分

■クオールHD <3034>  1,661円  +191 円 (+13.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

18日、クオールホールディングス <3034> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.08%にあたる120万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月19日から9月20日まで。

■ジャパンディスプレイ <6740>  61円  +6 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

ジャパンディスプレイ<6740>が大幅続伸。米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は18日、「米アップルが『iPhone(アイフォーン)』の販売低迷で苦境に陥っている液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)の支援に意欲を示しているようだ」と報じた。

■野村ホールディングス <8604>  377.5円  +36 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

18日、野村ホールディングス <8604> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.6%にあたる3億株(金額で1500億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月19日から20年3月31日まで。ただし、各四半期決算発表日の翌営業日より10営業日の間は取得を行わない。

■山陽特殊製鋼 <5481>  1,520円  +104 円 (+7.3%)  本日終値

19日に発表した「山陽鋼、自社株の買付と消却を発表」が買い材料視された。

自己株式取得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ

⇒⇒山陽特殊製鋼の会社開示情報を見る

■ツガミ <6101>  865円  +58 円 (+7.2%)  本日終値

ツガミ<6101>は大幅反発。午後1時ごろに自社株買いを発表しており、これが好感された。上限を100万株(発行済み株数の1.93%)、または8億5000万円としており、取得期間は6月19日から11月11日まで。今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  958.1円  +51.1 円 (+5.6%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>など資源開発関連や石油関連株に投資資金が流入。世界の金融マーケットがリスクオンに傾くなかで、原油市況も急反発、前日のWTI原油先物価格は1ドル97セント高の1バレル=53ドル90セントと大幅上昇し今月7日以来の水準に切り返した。これを受けて米国株市場ではシェブロン、エクソンモービルなどのエネルギー関連株が買われており、東京市場でもこれに追随する動きとなった。

■キーエンス <6861>  64,770円  +2,970 円 (+4.8%)  本日終値

キーエンス<6861>が3日ぶり急反発。FA用センサーのトップメーカーで、センサーは工作機械や半導体関連の需要と連動し、省人化に注力する中国向けのウエートも高い。米中首脳会談がG20サミットに合わせて行われる可能性が高まったことで、米中摩擦に対する警戒感が和らぎ、これまで中国関連株の位置づけで売られていた銘柄が目先買い戻される動きとなっている。信用買い残などが少なく、株式需給面で軽さのある同社もその流れに乗る形となった。

■村田製作所 <6981>  4,796円  +204 円 (+4.4%)  本日終値

村田製作所<6981>、アルプスアルパイン<6770>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>、フォスター電機<6794>など電子部品株が軒並み大きく買われた。前日の米株市場ではアップルが続伸し戻り足を強めている。株価上昇の背景としては、米中首脳会談が行われる見通しとなったことを受け、米中摩擦の緩和から中国で生産するiPhoneの追加関税を免れる可能性が意識されている。これを受けてiPhoneに使う電子デバイスの有力サプライヤーである日本メーカーにも追い風材料として働いた。

■エフティグループ <2763>  1,434円  +59 円 (+4.3%)  本日終値

エフティグループ<2763>が9日続伸。18日の取引終了後、デジタルデータトラブルの問題解決を専門に行うデジタルデータソリューション(DDS、東京都中央区)と包括的業務提携契約を締結すると発表したことが好感された。今回の業務提携により、FTグループはDDS社が取り扱うデータ復旧や、フォレンジック、データ復旧保証、データセキュリティーなど各種サービスの販売を開始するという。また、今後DDS社が新規に開発する商品やサービスについて、優先的に情報共有を行うことになるとしている。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,250円  +397 円 (+4.0%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>が急速に切り返し1万円台を回復、前日の下げ分を帳消しにしてなお上値を慕う動きをみせている。きょう同社の株主総会が行われ、取締役選任など俎上に載った3議案すべてを賛成多数で可決した。孫社長は総会でソフトバンク・ビジョン・ファンドを通じて人工知能(AI)分野の投資に積極姿勢を明示したことが伝わっており、同社の今後の経営戦略に改めて期待が高まった。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.