日経平均は小幅続伸、上値追いの動き乏しくもみ合い/相場概況

市況
2019年7月2日 15時51分

日経平均は小幅続伸。1日の米国市場でNYダウは続伸し、117ドル高となった。前週末の米中首脳会談で両国が通商協議の再開で合意したことが好感され、一時290ドル高まで上げ幅を広げたが、買いが一巡すると伸び悩んだ。前日に454円高と大きく上昇した日経平均だが、本日は米国株の伸び悩みなどを背景に利益確定の売りが先行し、30円安からスタート。寄り付き後は押し目買いも入る一方、週末に米6月雇用統計の発表が控えていることなどから上値を追う動きは乏しく、前日終値を挟みもみ合う展開となった。

大引けの日経平均は前日比24.30円高の21754.27円となった。東証1部の売買高は10億0203万株、売買代金は1兆8938億円だった。業種別では、海運業、卸売業、保険業が上昇率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、化学など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は29%となった。

個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、村田製<6981>などが小じっかり。東エレク<8035>は3%近い上昇。同業のM&A(合併・買収)が伝わり、業界再編の動きをポジティブ視した買いが入ったようだ。日立<6501>は3%超高で年初来高値更新。iPS細胞を使ったがん免疫薬の開発開始を発表した富士フイルム<4901>も買われた。業績下方修正を発表した象印マホービン<7965>は悪材料出尽くし感から一時急伸。また、業績上方修正のキャリアリンク<6070>などがストップ高を付けた。一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、NTT<9432>などが軟調。前日上げの目立ったZOZO<3092>や太陽誘電<6976>だが、本日は利益確定売りに押され2%超下落した。開発薬の試験中止を発表した大日住薬<4506>は後場下落。また、FB<3843>などが東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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