前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年7月11日 5時20分

■竹内製作所 <6432>  1,768円 (-201円、-10.2%)

東証1部の下落率2位。竹内製作所 <6432> が急反落。同社は建機中堅で、ミニショベルなどが主力。9日取引終了後に発表された20年2月期第1四半期(3-5月期)業績について、売上高が前年同期比10.0%増の295億3500万円だったが、営業利益が同18.9%減の38億8600万円と2ケタ減益となったことが嫌気された。拡販に向けた販売価格の設定や製造原価の上昇などが減益の主因となっている。なお、20年2月期通期の業績見通しは据え置いた。

■レオパレス21 <8848>  244円 (-19円、-7.2%)

東証1部の下落率3位。レオパレス21 <8848> が3日続急落。9日の取引終了後に発表した施工不良にかかる全棟調査進捗状況で、過去に施工したアパートのうち新たに2923棟で不備が見つかり、施工不備の物件は5月末時点の1万6766棟から1万9689棟に拡大したとしており、これを嫌気した売りが出た。同社は昨春に施工不良の問題が表面化して以降、全ての物件で不備の有無を調べているが、6月末までに全体の67%にあたる2万5992棟の調査を終了。うち76%で不良が見つかったことになる。

■イズミ <8273>  4,210円 (-240円、-5.4%)

東証1部の下落率6位。イズミ <8273> が3日続急落。同社が9日大引け後に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は19%減益で着地」が嫌気された。20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比19.3%減の65.8億円に減り、3-8月期(上期)計画の166億円に対する進捗率は39.7%にとどまり、5年平均の48.2%も下回った。

■サンリオ <8136>  2,380円 (-32円、-1.3%)

サンリオ <8136> が反落。10日の寄り前、欧州委員会から現地時間の9日、622万2000ユーロ(約7億9000万円)の課徴金の支払いを命じる決定の通知を受けたと発表しており、業績への影響を懸念した売りが出たようだ。欧州地域におけるライセンス契約に関するもので、20年3月期第1四半期に特別損失として計上するという。なお、20年3月期通期の業績への影響については精査中としている。

※10日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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