ライトコイン創始者チャーリー・リー氏、来月に控える半減期について注意喚起【フィスコ・アルトコインニュース】

通貨
2019年7月11日 16時22分

ライトコイン創始者であるチャーリー・リー氏は、豪州のブロックチェーン・仮想通貨メディアMickyとのインタビューで、2019年8月に迫るライトコインの半減期に関しマイナーや投資家に注意を促した。

半減期とは、仮想通貨の「マイニング(採掘)」という仕組みを維持するために、マイナーがブロックを生成する度にマイナーに支払われる報酬が、半分になるイベントのことを指す。

半減期が来れば、その通貨の供給量が減少し、希少性が高まる。新規発行通貨が減少すると、市場の需要の影響が価格に反映されやすくなり、その期待が高まることによって価格が上昇する。半減期は仮想通貨市場特有のファンダメンタルズ要因だ。

ライトコインの価格は、今年の6月12日に年初来最高値まで上昇した。また、Google検索数も増加し、6月9日?15日の検索数がここ1年で最も高い数値を記録。価格推移との相関関係が見られたことは、投資家の関心の高まりを示す指標の1つとして捉えることができるだろう。

マイナーや投資家への影響

リー氏は、報酬の半減がマイナーに大きな問題を引き起こす可能性があると警鐘を鳴らす。「報酬が半減すれば利益が減り、マイニングを中止せざると得ないマイナーも出てくるだろう」と語った。

マイナーが減れば、ブロックの生成も遅れることになり、取引承認にかかる時間が2倍になる現象が起こる可能性にも言及。ただしマイニングの難易度を調節すれば、その問題は解決できると、安心を促す発言も見られた。

また現在のライトコインの価格に、半減期への期待は織り込み済みだとも語った。半減期はビットコインなど他の通貨でもあることで、ライトコインの半減期自体も今回で2度目であるため、半減期の価格上昇に期待した投資家は、すでにライトコインの購入を済ませていると見ている。半減期前後の価格の動きは注意が必要だ。

リー氏は、2017年12月の仮想通貨バブルの後、仮想通貨市場全体が大幅下落に転じる前に全ての通貨を売りに出すことができた数少ない投資家の1人でもある。

(記事提供:コインポスト)

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《SI》

提供:フィスコ

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