東京株式(大引け)=88円高、米中貿易協議の進展期待を背景に続伸

市況
2019年7月24日 15時50分

24日の東京株式市場は、前日の米株高や為替市場で円安に振れたことなどを背景に買いが優勢だった。ただ、上値も重く狭いレンジでの小動きに終始した。

大引けの日経平均株価は前営業日比88円69銭高の2万1709円57銭と続伸。東証1部の売買高概算は9億9505万株、売買代金概算は1兆8437億3000万円。値上がり銘柄数は1199、対して値下がり銘柄数は837、変わらずは114銘柄だった。

きょうの東京市場は、米株高を引き継ぎリスク選好の流れが継続した。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表の訪中により米中貿易交渉が進展するとの期待が米株高をもたらし、これに東京市場も追随する形となった。外国為替市場では1ドル=108円台前半の推移で自動車など輸出セクターに追い風も意識された。アジア株市場はまちまちだったが、中国・上海株市場が堅調な動きを示したことは投資家心理にプラスに働いている。業種別には半導体関連に買いが継続、自動車株も上値指向の銘柄が目立った。ただ、市場参加者は少なく、アルゴリズム売買が主導する形で日経平均は2万1700円を軸に狭いレンジでもみ合う動きとなった。全体売買代金は1兆8000億円台と前日の水準は上回ったものの2兆円台に届かない状況が続いている。

個別では、東京エレクトロン<8035>が堅調、SUMCO<3436>も買い人気を集めた。村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>なども高い。トヨタ自動車<7203>も上昇した。ファナック<6954>が買われ、安川電機<6506>も上値追い継続。日精エー・エス・ビー機械<6284>が値上がり率トップ、ルネサスエレクトロニクス<6723>は同2位に買われた。イビデン<4062>が物色人気となり、低位株では日本通信<9424>、KIMOTO<7908>が上昇した。

半面、ファーストリテイリング<9983>が冴えず、ZOZO<3092>も売りに押された。サイバーエージェント<4751>、富士フイルムホールディングス<4901>も冴えない。ベクトル<6058>が大幅安、曙ブレーキ工業<7238>も大きく利食われた。ユーグレナ<2931>、東京製鉄<5423>、長谷工コーポレーション<1808>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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