「全固体電池」が24位にランク、武蔵精密の米ベンチャー出資で関心向かう<注目テーマ>

特集
2019年8月16日 12時23分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G 

2 円高メリット 

3 人工知能 

4 eスポーツ 

5 サイバーセキュリティ 

6 ソーシャルゲーム 

7 TOPIXコア30 

8 JPX日経400 

9 半導体 

10 バイオテクノロジー関連

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「全固体電池」が24位となっている。

2020年代前半での実用化を目指しているトヨタ自動車<7203>をはじめ、多くの企業が次世代の蓄電デバイスとして期待されている全固体電池の研究開発に取り組んでいる。

全固体電池とは、現在普及しているリチウムイオン電池が電解質に液体の有機系溶剤を用いているのに対して、固体の無機化合物を使う電池。リチウムイオン電池のように電解液が漏れて発火する恐れがなく、しかも動作温度域が広いためエネルギー密度を高めることができるという特徴があり、電気自動車(EV)に搭載すれば航続距離の延長や充電時間の短縮が見込めることから株式市場での注目度は依然として高い。

直近では武蔵精密工業<7220>が8日、米ベンチャー企業のケラセル社に出資したと発表した。ケラセル社は独自の3Dプリント技術をベースとした全固体電池の設計・生産技術を持っており、武蔵精密は今回の出資により生産・供給に関する優先的な交渉権利を獲得。また、長期的なパートナーシップのもと電動二輪市場での事業展開や、ケラセル社の3Dプリント技術を生かした新たな商品開発、事業領域の開拓を目指すとしている。

これ以外の関連銘柄としては、オハラ<5218>が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「先進・革新蓄電池材料評価技術開発(第2期)」に参加しているほか、三桜工業<6584>は18年に全固体電池の開発を手掛ける米ベンチャーのソリッドパワーに出資。村田製作所<6981>は今年6月にウエアラブル端末向けの全固体電池を開発したことを発表し、FDK<6955>は20年度からの全固体電池の量産に向けた対応を進めている。また、日立造船<7004>は9月25~27日にかけてインテックス大阪で開かれる「関西 二次電池展」に、全固体リチウムイオン電池を出展する予定だ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.