【↑】日経平均 大引け｜ 小反発、市場参加者が限定的で方向感に欠く展開 (8月16日)
始値 20323.97
高値 20465.71(12:32)
安値 20300.35(09:09)
大引け 20418.81(前日比 +13.16 、 +0.06％ )
売買高 9億9392万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7810億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は小幅反発、お盆休みで市場参加者は限定的
２．NYダウは急落後の反発も戻り鈍い、中国・上海総合指数は上昇
３．来週の米ジャクソンホール会議まで様子見姿勢続くとの見方も
４．三井不など不動産株が上昇、野村や大和など証券株もしっかり
５．米アプライド社の好決算を受け、東エレクなど半導体関連株が堅調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは99ドル高と反発した。前日に急落した反動で買いが入ったほか、米7月の小売売上高が堅調だったことが安心感を誘った。
東京市場では、日経平均株価は小反発。お盆休みで参加者が限定的となるなか、方向感に欠ける展開が続いた。
16日の東京市場は、15日のNYダウは99ドル高だったが、14日の800ドル安に比べ戻りは小さく、依然先行き不透明感が強い展開となった。この日は、中国・上海総合指数などアジア株が堅調に推移したことも安心感を呼んだ。日経平均は、朝方値を下げて始まり一時、100円を超す下落となったが、売り一巡後は買いが強まりプラス圏に浮上した。ただ、来週22～24日に予定されている米ジャクソンホール会議まで様子見姿勢は続くとの見方も出ている。
個別では、三井不動産<8801>や三菱地所<8802>など不動産株が高く、野村ホールディングス<8604>や大和証券グループ本社<8601>といった証券株もしっかり。前日発表された米アプライド・マテリアルズの業績が堅調だったことから、東京エレクトロン<8035>やＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735>、ディスコ<6146>など半導体関連株も買われた。レーザーテック<6920>は上場来高値を更新した。ユニゾホールディングス<3258>も急伸した。
半面、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が安く、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も軟調。ソニー<6758>やファナック<6954>、村田製作所<6981>が安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ＫＤＤＩ <9433> 、大和ハウス <1925> 、塩野義 <4507> 、セコム <9735> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はＳＢＧ <9984> 、リクルート <6098> 、信越化 <4063> 、ファナック <6954> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約39円。
東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)不動産業、(3)建設業、(4)鉱業、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)ゴム製品、(3)非鉄金属、(4)繊維製品、(5)空運業。
■個別材料株
△リブワーク <1431> [東証Ｍ]
自社株買いと上場記念株主優待を実施。
△ハウスドゥ <3457>
リバースモーゲージの保証事業で愛媛銀 <8541> と提携。
△メディア工房 <3815> [東証Ｍ]
リアルタイム実写立体動画撮影システムを活用した3Dコンテンツを配信。
△ＪＸＴＧ <5020>
英国北海のマリナー油田で原油生産開始。
△ＭＲＴ <6034> [東証Ｍ]
3.33％を上限に自社株買いを実施。
△インパクト <6067> [東証Ｍ]
インド・コンビニ2号店がプレオープン。
△ロゼッタ <6182> [東証Ｍ]
建設業界向けウェアラブル通訳デバイスの開発子会社を設立。
△エヌリンクス <6578> [東証２]
ＮＨＫと受信契約なら受信料支払いの義務と閣議決定。
△芙蓉リース <8424>
アウトソーシング事業を展開するＮＯＣグループを子会社化。
△スマバ <9417>
地域情報クラウドストックサービス導入数が531件に拡大。
▼トリドール <3397>
4-6月期(1Q)税引き前は39％減益で着地。
▼ソウルド <6553>
クラウドファンディング事業を中止。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ワイヤレスＧ <9419> 、(2)ユニゾＨＤ <3258> 、(3)ショーケース <3909> 、(4)日立化 <4217> 、(5)メック <4971> 、(6)Ｔ－ＢＡＳＥ <3415> 、(7)エボラブルＡ <6191> 、(8)ライドオンＥ <6082> 、(9)テラスカイ <3915> 、(10)ＨＩＳ <9603> 。
値下がり率上位10傑は(1)やまみ <2820> 、(2)神戸物産 <3038> 、(3)ワイエイシイ <6298> 、(4)トリドール <3397> 、(5)ＭＤＶ <3902> 、(6)コロプラ <3668> 、(7)ノーリツ鋼機 <7744> 、(8)バリューＨＲ <6078> 、(9)チェンジ <3962> 、(10)ハブ <3030> 。
【大引け】
日経平均は前日比13.16円(0.06％)高の2万0418.81円。ＴＯＰＩＸは前日比1.44(0.10％)高の1485.29。出来高は概算で9億9392万株。東証1部の値上がり銘柄数は1057、値下がり銘柄数は982となった。日経ジャスダック平均は3322.60円(1.16円高)。
［2019年8月16日］
株探ニュース
