前週末23日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2019年8月26日 5時30分

■Hamee <3134>  741円 (+26円、+3.6%)

Hamee <3134> が大幅反発。23日、同社が開発したスマートフォンを持たない子どものための音声コミュニケーションロボット「Hamic BEAR(はみっくベア)」が「第13回キッズデザイン賞」を受賞したと発表しており、これが好材料視された。キッズデザイン賞は、07年からNPO法人キッズデザイン協議会が取り組んでいる顕彰制度。今回の受賞は「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」での受賞としている。

■石川製 <6208>  1,474円 (+50円、+3.5%)

石川製作所 <6208> 、豊和工業 <6203> 、細谷火工 <4274> [JQ]が軒並み高。韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことで、にわかに地政学リスクが意識されている。これを受けて防衛関連株に位置付けられる銘柄群に短期資金が集中する格好となった。

■ソフトクリエ <3371>  1,711円 (+53円、+3.2%)

ソフトクリエイトホールディングス <3371> が大幅反発。22日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の0.77%にあたる10万株(金額で1億8000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月23日から10月31日まで。

■朝日ネット <3834>  724円 (+21円、+3.0%)

朝日ネット <3834> が反発。22日の取引終了後、長距離・低消費電力(LPWA)が特徴の無線通信規格LoRaWANによるIoT通信サービスを提供しているセンスウェイ(東京都中央区)と、資本・業務提携を締結したと発表しており、これが好感された。今回の提携はIoT/M2M分野における事業企画立案のための協業体制の構築を通じて、両社のサービス提供ノウハウや技術を共有し、事業拡大を図るのが狙いという。

■西松屋チェ <7545>  897円 (+24円、+2.8%)

西松屋チェーン <7545> が続伸。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.9%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。梅雨明け後に気温が上昇したことを受けて、タンクトップや水着、水遊び用品など夏物商品の売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同6.2%増だった。

■燦HD <9628>  2,110円 (+49円、+2.4%)

燦ホールディングス <9628> が反発。22日、同社が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■菱洋エレクトロ <8068>  1,773円 (+28円、+1.6%)

菱洋エレクトロ <8068> が3日ぶりに反発。22日大引け後、20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の9億円→11.4億円に26.7%上方修正。増益率が0.9%増→27.8%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。Windows7のサポート終了や消費増税を控え、パソコン向けソフトウェアが伸びたほか、テレビ向け半導体の新規案件が想定以上に拡大し、売上高が計画を11.8%も上回ったことが利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の16億円(前期は14.7億円)を据え置いた。

■オリックス <8591>  1,536円 (+21円、+1.4%)

オリックス <8591> が3日続伸。カジノを含む統合型リゾート(IR)運営事業者の米ラスベガス・サンズが22日、横浜市がIRの誘致を発表したことを受けて、検討していた大阪市でのIR参入を見送ると発表。これを受けて、米MGMリゾーツ・インターナショナルと連携して夢洲IRの入札への参加を計画しているオリックスに競争有利に働くとの思惑から買いが入ったようだ。

■ブラザー <6448>  1,837円 (+22円、+1.2%)

ブラザー工業 <6448> が続伸。23日午後1時ごろ、Tシャツなど布への印刷が可能なガーメントプリンター「GTX」を2.5次元ミュージカル専用劇場「AiiA 2.5 Theater Kobe」のカフェエリアに納入したと発表しており、これが好感された。「AiiA 2.5 Theater Kobe」は、7月4日に兵庫県神戸市にオープンした2.5次元ミュージカル専用劇場。23日に初日を迎える舞台「MANKAI STAGE 『A3!』~SUMMER 2019~」から、オリジナルのトートバッグプリントサービスが開始されるとしている。

■ニトリHD <9843>  15,455円 (+155円、+1.0%)

ニトリホールディングス <9843> が4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の国内売上高で、既存店売上高は前年同月比8.9%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。梅雨明け後の気温の上昇に伴い接触冷感機能を持つ「Nクール」シリーズや扇風機などの小型家電が売り上げを牽引。また、自社開発マットレス「Nスリープ」シリーズや、キャンペーン及びテレビCMの放映を行ったカーテンなどのウィンドウカバリングが堅調に推移した。なお、全店売上高は同12.0%増となった。

■コナミHD <9766>  4,670円 (+45円、+1.0%)

コナミホールディングス <9766> が6日続伸。傘下のコナミデジタルエンタテインメントは22日、家庭用・モバイルゲーム「ウイニングイレブン」シリーズで実施する新たなeスポーツ構想「eFootball」の概要を公表。これに対する期待感が株価の下支えとなったようだ。「eFootball」構想は、各地のトップクラブ・リーグなどと強力に連携した取り組みとなり、欧州で開催した「eFootball.Pro League」や日本の「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」、タイの「TOYOTA E-LEAGUE」などでの成功を受けて、より拡大発展させるもの。今後、アジア・南米・欧州をはじめとした各国地域のサッカー協会やリーグ、メディアとの大会を追加していく予定だとしている。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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