アセンテック---2Q増収増益、仮想デスクトップビジネス・仮想インフラ及びストレージの事業領域が堅調に推移
アセンテック<3565>は11日、2020年1月期第2四半期(19年2月-7月)の決算(非連結)を発表した。売上高が前年同期比4.2%増の33.25億円、営業利益が同4.0%増の2.55億円、経常利益が同5.6%増の2.64億円、四半期期純利益が同5.4%増の1.82億円となった。
当第2四半期累計期間においては、事業戦略の一つである「自社製品の開発と展開」において、Atrust社と協同開発した大規模仮想デスクトップ対応の「リモートPCアレイ200」や、RPA利用に適した「リモートPCアレイ50」等の新製品を2019年1月に発表し販売開始した。また、自社製品であるソフトウエア型シンクライアント「Resalio Lynx」(レサリオリンクス)に搭載している機能について、特許を取得した。さらに、もう一つの事業戦略である「継続収入ビジネスの拡大」は、サブスクリプション型に完全移行した自社製品「Resalio Lynx」や自営保守サービスなどの継続収入ビジネスの増加が続いている。
売上高については、仮想デスクトップビジネスの事業領域で、テレワークの導入及びサイバーセキュリティ対策需要の増加により、売上高が堅調に推移した。また、仮想インフラ及びストレージの事業領域においても地方公共団体や国内大手クラウド事業者などのITインフラを受注したことや、自社製品であるリモートPCアレイ製品の拡販が進み、売上高が堅調に推移した。
2020年1月期通期の業績予想については、売上高が前期比8.6%増の59.25億円、営業利益が同20.7%増の4.55億円、経常利益が同17.5%増の4.48億円、四半期当期純利益が同16.6%増の3.10億円とする8月21日に上方修正した業績予想を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ