今週の【早わかり株式市況】9連騰・4ヵ月半ぶり高値、米中対立懸念の後退と円安を好感

市況
2019年9月14日 6時40分

■今週の相場ポイント

1.日経平均は大幅続伸、米中対立への懸念後退と為替の円安進行などが追い風に

2.9連騰を記録し約4ヵ月半ぶりの高値、週末は2万2000円台回復の場面も

3.米中対立の構図が和らぎ、米長期金利の底入れで景気後退への警戒感が薄まる

4.トランプ米大統領が中国製品に対する関税引き上げの延期表明で市場心理改善

5.ECBによる3年半ぶり利下げと量的緩和の再開もリスクオンの流れを後押し

■週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比788円(3.72%)高の2万1988円と2週連続の大幅高。2週間の上げ幅は1283円に達した。

今週は米中対立の構図が和らいだことや、日米欧の中央銀行による金融緩和政策への期待を背景に一気にリスクオンの流れが強まった。海外ファンドなどの先物買い戻しも加わり、日経平均は“押し目待ちに押し目なし”の展開で9連騰を記録、週末は取引時間中に2万2000円台に乗せる場面もあった。

週明けの9日(月)は世界景気減速に対する懸念がやや後退、先物への買い戻しなどを絡めて前週の流れを引き継ぐ形で日経平均は上値指向を継続した。10日(火)はトランプ米大統領が中国との貿易協議を示唆したことで両国間の交渉進展への期待が株高を後押しし、為替の円安も追い風となった。11日(水)は米長期金利が底入れ反転を鮮明としたことが、リスク選好ムードを助長、引き続き円安も好感される形となった。12日(木)は中国政府が一部の米国製品を報復関税の対象から除外することを決め、これに対して、トランプ米大統領が2500億ドル分の中国製品に対する制裁関税引き上げの延期を表明、米中関係が更に良化しているとの思惑が株高を支えた。そして、週末13日(金)は前日にECBが3年半ぶりの金融緩和と量的緩和の再開を決めたことで、市場心理が一段と改善。ドル高・円安も進んだ。加えて、トランプ米大統領が中間所得層を対象とする減税を計画しているとの報道も好感され、日経平均は約4ヵ月半ぶりの高値で着地した。

■来週のポイント

来週は9連騰しているだけに調整場面がありそうだ。ただ、米中関係の改善や円安進行を追い風に調整を交えながら上値を追う展開が期待できそうだ。

重要イベントとしては、国内では18日-19日に開催される日銀金融政策決定会合や18日朝に発表される8月貿易統計、20日朝に発表される8月全国消費者物価指数が注目される。海外では16日発表の中国8月鉱工業生産や17日-18日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)、19日に発表される米国4-6月経常収支などに注視が必要だろう。

■日々の動き(9月9日~9月13日)

【↑】   9月 9日(月)―― 5日続伸、200日線を上回り1ヵ月ぶりの高値圏

日経平均 21318.42( +118.85)  売買高 9億6437万株 売買代金 1兆7087億円

【↑】   9月10日(火)―― 6日続伸、米中摩擦に対する警戒感緩み買い継続

日経平均 21392.10(  +73.68)  売買高14億1720万株 売買代金 2兆2702億円

【↑】   9月11日(水)―― 7日続伸、米中協議の進展期待でリスク選好の流れ

日経平均 21597.76( +205.66)  売買高16億8549万株 売買代金 2兆7371億円

【↑】   9月12日(木)―― 8日続伸、米株高や円安で1年ぶりの連騰記録

日経平均 21759.61( +161.85)  売買高15億8230万株 売買代金 2兆7701億円

【↑】   9月13日(金)―― 9日続伸、米中協議への期待で一時2万2000円回復

日経平均 21988.29( +228.68)  売買高18億0068万株 売買代金 3兆3348億円

■セクター・トレンド

(1)全33業種が上昇

(2)国際石開帝石 <1605> など鉱業、JXTG <5020> など石油株が急伸

(3)住友鉱 <5713> など非鉄、郵船 <9101> など海運、コマツ <6301> など機械といった景気敏感株が大幅続伸

(4)円安でトヨタ <7203> など自動車、日立 <6501> など電機といった輸出株も買い継続

(5)三菱UFJ <8306> など銀行、東京海上 <8766> など保険、野村 <8604> など証券といった金融株は買い戻し急

(6)大成建 <1801> など建設、セブン&アイ <3382> など小売り、JT <2914> など食品といった内需株も堅調

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)

1(1) 5G ──── 5G関連銘柄の物色の広がりを期待、SMBC日興証券(花田浩菜) 

2(2) 人工知能(AI) ── 大化けのプロローグ、AI関連「中低位株」ここから狙う5銘柄 

3(9) カジノ ─── 横浜「立候補」で再燃する「カジノ」関連人気、誘致合戦で物色本格化 

4(153) 顔認証 ─── 注目度急上昇、東京五輪を控え有力な投資テーマに 

5(4) JPX日経400

※カッコは前週の順位

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.