注目銘柄ダイジェスト(前場):プロルート、ヤーマン、コロプラなど

市況
2019年9月17日 12時15分

ヤーマン<6630>:691円(-124円)

急落。先週末に発表した第1四半期決算がネガティブ視されている。営業利益は7.5億円で前年同期比66.5%の大幅減益、上半期計画28.9億円、同31.7%減益計画に対しても低い進捗となっている。海外部門の売上が半減、韓国向けが大きく減少したほか、中国向けも前年割れ。また、店販部門でも、免税店向け卸売事業がインバウンド需要後退の影響を大きく受けたもよう。あらためて業績失速懸念が強まる状況になっている。

エイチーム<3662>:944円(-133円)

急落。先週末に19年7月期の決算を発表している。営業利益は28.1億円で前期比40.2%減益となった。第3四半期決算時に下方修正した数値28.5億円の水準での着地となっている。一方、20年7月期見通しは10億円で同64.4%減と連続での大幅減益予想、業績底打ちへの期待は大きく後退する格好に。新規事業への投資拡大、新規協業ゲーム開発コストの計上など、今期のみの一時的費用がかさむ形になるようだ。

プロルート<8256>:111円(+30円)

大幅高。経営コンサルティングのWealth Brothers(東京都港区)と資本提携契約を締結すると発表している。同社を割当予定先として500万株を発行する。調達資金の約4.0億円(手取概算額)は、システム投資や運転資金に充てる。募集後のWealth Brothersの持株比率は19.60%で、筆頭株主となる。資金のめどがついたことを受け、ECプラットフォームの開発・事業運営に本格的に着手する。21年度中の試験運用を目指す。

コロプラ<3668>:793円(+100円)

ストップ高。スクウェア・エニックスと共同開発し、9月12日よりリリースしている「ドラゴンクエストウォーク」が好調な滑り出しとなっていることが買い材料視されている。 公開されたばかりでありながら、「モンスト」や「ポケモンGO」などを抑えて、AppStoreゲーム総合のトップセールスランキングで1位となるなど、大ヒットへの期待が高まる形に。なお、スクエニHD<9684>も本日は大幅高の展開になっている。

国際帝石<1605>:1100円(+95.5円)

急伸。サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコの石油施設が、先週末にドローンの攻撃を受け、サウジアラビアの産油量の約半分の生産が停止する事態となっている。世界の原油供給の約5%は失われたことになり、供給不安から需給ひっ迫への思惑が強まり、前日のNY原油相場は約15%の急騰となった。原油価格上昇を背景に、同社を中心とするエネルギー関連株に関心が向かう展開へ。

クロスフォー<7810>:347円(+26円)

急騰。20年7月期の営業利益予想を前期比224.1%増の2.00億円と発表している。ネックレス、ブレスレットに必要な留め金具の市場に対して営業活動を行い、世界シェア獲得を目指す。同時に発表した19年7月期の営業利益は73.7%減の0.61億円で着地した。消費者マインドの低迷を受け、「Dancing Stone」製品の買い控えが響いた。

エーアイ<4388>:1717円(+114円)

急騰。20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を従来予想の0.23億円から0.53億円(前年同期実績0.69億円)に上方修正している。外注予定の製品開発を社内の工数で賄えた。また、中途採用者の入社時期が後ろ倒しになったことなどから、費用が当初計画を下回った。通期予想(前期比4.2%増の2.20億円)は据え置いた。また、次世代音声合成エンジン「AITalk5(仮称)」の企業化を行うことを決めている。

《ST》

提供:フィスコ

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