話題株ピックアップ【夕刊】(2):ドトル日レス、荏原、レーザーテク

注目
2019年10月16日 15時17分

■ドトル日レス <3087>  2,190円  +66 円 (+3.1%)  本日終値

ドトール・日レスホールディングス<3087>が続伸。15日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結が、売上高669億800万円(前年同期比1.1%増)、営業利益62億4700万円(同7.1%増)、純利益38億7400万円(同3.3%増)となったことが好感された。今年4月に主力のドトールコーヒーショップで一部商品の値上げを行った効果に加えて、新メニュー開発やブランド価値向上を目指した店舗改装などを積極的に展開したことが寄与した。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高1333億1500万円(前期比3.2%増)、営業利益107億2100万円(同5.7%増)、純利益65億300万円(同9.9%増)の従来見通しを据え置いている。また、従来中間・期末各16円の年32円を予定していた配当予想について、中間期末各17円の年34円にするとあわせて発表しており、これも好材料視された。

■荏原 <6361>  2,983円  +80 円 (+2.8%)  本日終値

15日、荏原製作所 <6361> が発行済み株式数の6.76%にあたる690万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は10月31日。

■レーザーテック <6920>  8,000円  +200 円 (+2.6%)  本日終値

EUV関連株が軒並み高。レーザーテック<6920>が初の8000円乗せを達成したほか、ホロン<7748>、東洋合成工業<4970>、HOYA<7741>も買われた。半導体の微細化に向けたEUV(極端紫外線)露光技術の流れが強まるなか、今後同関連の設備投資需要が高まるとの期待が膨らんでいる。特に今晩はEUV露光装置で世界シェアを独占しているオランダのASML社が決算発表を行う予定であり、その結果が注目されている。

■アシックス <7936>  1,818円  +45 円 (+2.5%)  本日終値

アシックス<7936>が反発。SMBC日興証券が15日付で、目標株価2100円を継続しつつ、投資評価を「2」から「1」へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、18年にスタートした抜本的な経営改革の効果で、19年12月期には5年ぶりに営業利益は増益へ転じ、20年12月期から21年12月期にかけて業績はV字回復を果たすと予想。19年12月期第2四半期決算以降に株価は約6割上昇し、経営改革への期待値は市場でも高まりつつあるとしているが、それでも目標株価までは依然として20%程度のアップサイドが残っており、今後、改革効果の順調な進捗が確認されることで、市場での評価はさらに高まる可能性もあるとしている。

■日経レバ <1570>  20,230円  +470 円 (+2.4%)  本日終値

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が4連騰、昨年12月初旬以来約10カ月ぶりに2万円大台に乗せた。売買代金は全市場を通じて群を抜いている。同銘柄は日経平均に連動するETFで変動率は2倍に基本設定されており、全体相場のボラティリティが高まる場面では、個人投資家を中心に短期筋の売買が活発化する傾向がある。前日の米株高を受けて全体相場はリスク選好ムードが強まっており、年初来高値を更新した日経平均に歩調を合わせ上値追いが加速している。

■東京エレクトロン <8035>  22,100円  +295 円 (+1.4%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>が6連騰で新値街道を走る展開、昨年3月中旬以来1年7カ月ぶりとなる2万2000円台乗せとなった。また、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>なども連日の新高値に買われる展開で半導体関連株への投資マネー流入が加速している。半導体市況の早期底入れ観測を背景に、米国株市場でも半導体関連が強い動きを示しており、前日は画像処理半導体大手のエヌビディアが5%を超える上昇をみせるなど上げ足を強め、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も年初来高値圏を走っている。

■三菱UFJ <8306>  550.3円  +7.1 円 (+1.3%)  本日終値

メガバンクが連日の上昇。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>がそろって3日続伸している。前日のニューヨーク市場で好決算を発表したJPモルガン・チェースやシティグループの株価が上昇したことを受け、銀行株を見直す動きが強まった。特に、NYダウが大幅高となるなか、米長期金利が上昇していることは銀行株にとり利ザヤ拡大につながるとの期待が膨らんでいる。

■トヨタ自動車 <7203>  7,455円  +70 円 (+1.0%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>が3日続伸、一時7500円まで上値を伸ばし9月24日以来の年初来高値更新を果たした。ここ米中貿易摩擦問題に対する懸念が後退していることでリスクオンの流れが強まるなか、外国為替市場ではドルが買われ足もと1ドル=108円台後半まで円安が進んだ。これを受けて輸出企業の中でも為替感応度が特に高い同社株に対する追い風が強い。同社の今期想定為替レートは1ドル=106円と厳しめにみており、業績面で上振れ効果が見込まれる。

■オプトホールディング <2389>  1,547円  +11 円 (+0.7%)  本日終値

オプトホールディング<2389>が続伸。この日、傘下のオプトがLINE<3938>の「OpenChat(オープンチャット)」導入・運営サポートプランの提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回開始するサービスは、企業のソーシャルメディア活用における課題に対し、オプトのソーシャルメディアコンサルタントが、企業での「OpenChat」活用におけるトークルームの設計、並びに運営までを支援するというもの。これにより企業は、ブランドのファン同士の会話を活性化できるほか、ユーザーボイスの収集などのソーシャルマーケティングでさまざまな施策の実行が可能になるとしている。

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