アエリア Research Memo(2):ネットワーク社会の進化に併せて事業を推進

特集
2019年10月29日 15時12分

■会社概要

1. 会社概要

アエリア<3758>はITサービス事業、コンテンツ事業、アセットマネージメント事業の3事業を展開している。ITサービス事業では、データサービスの提供やシステム開発、オンライン電子出版に特化したアフィリエイト※・プラットフォームなどを展開している。コンテンツ事業では、スマートフォンやタブレット向けゲームの開発・配信・運営のほか、ドラマCDやボイスCD、キャラクターグッズの販売、舞台ほか各種イベントを行っている。アセットマネージメント事業では、不動産事業、賃貸管理事業、宿泊施設の企画・運営・管理及び経営、これらに関するコンサルタント業などを行っている。同社は、「ネットワーク社会における、空気(AIR)のように必要不可欠な存在に」なれるよう、ネットワーク社会の進化に歩調を合わせ、インターネットやモバイルの技術を駆使し、創業以来数多くの事業にチャレンジしてきた。

※アフィリエイト:ブログなどで商品を紹介、そこから購入に至ると、販売者から報酬がもらえる広告手法。

M&Aによる拡大→再編とシナジー追求→ゲーム周辺ビジネス拡大

2. 沿革

代表取締役会長である長嶋貴之(ながしまたかゆき)氏と代表取締役社長である小林祐介(こばやしゆうすけ)氏は、1998年に千葉県で、同社の前身となるインターネット関連の情報提供サービス事業などを行う有限会社コミュニケーションオンラインを創業した。2001年に(株)ゲームポット(現在GMOグループ)を子会社化しゲーム業界(オンラインゲーム)に参入、2002年に株式会社アエリアを設立、2004年には大証ヘラクレス市場(現東証JASDAQ市場)に上場した。その後は2005年に取得したITサービス事業の(株)エアネットの収益を基盤に、スマートフォンゲームやネット通販サイトなどへと事業を拡大、2017年には民泊需要の拡大を念頭にアセットマネージメント事業を開始した。将来の成長やシナジーを見込んで推進してきたM&Aが一巡してきたことを受け、現在は、選択と集中による事業の再編を推進してシナジーの顕在化を進めている。さらに、ゲームのキャラクターなどIPが大きな収益源に育ってきたことから、IPを利用したゲーム周辺ビジネスの拡大も推進しているところである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《ST》

提供:フィスコ

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