【↓】日経平均 大引け| 反落、米中協議への警戒感や円高で売り優勢 (11月1日)

市況
2019年11月1日 16時59分

日経平均株価

始値  22730.49

高値  22852.72(14:59)

安値  22705.60(09:03)

大引け 22850.77(前日比 -76.27 、 -0.33% )

売買高  12億5612万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆3870億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は76円安と反落、引けにかけ下げ幅を縮小

2.NYダウは反落、米中貿易協議への警戒感が台頭し軟調

3.為替は一時1ドル=108円割れと急激な円高が進行

4.コマツ、資生堂など中国関連株が安く、ソニーやファナックも軟調

5.決算が好感され任天堂や村田製が上昇、分割発表のキーエンスは急伸

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは140ドル安と反落した。中国がトランプ米政権との長期的な貿易合意の実現性に疑念を持っているとの見方が報じられ、米中協議への警戒感で売りが優勢となった。

週明けの東京市場では、日経平均株価は反落。米中貿易協議への警戒感が再燃し為替の円高が進行したことを受け、全般相場は軟調に推移したが、下値には買いが入り引けにかけ下げ渋った。

1日の東京市場は、米中協議への警戒感が台頭し軟調にスタート。日経平均は寄り付き直後に前日比200円を超す下落となった。為替は一時1ドル=108円割れと円高が進行したことも嫌気された。ただ、売り一巡後は半導体関連など主力ハイテク株の下値には買いが入り日経平均は下げ渋る展開となった。3連休を控えているほか、今晩は米10月雇用統計などの発表も予定されていることもあり、様子見姿勢も強まったが引けにかけ下げ幅を縮小した。

個別銘柄では、決算発表を受け任天堂<7974>や村田製作所<6981>、パナソニック<6752>が高く、株式分割を発表したキーエンス<6861>が大幅高。半導体関連のアドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>も値を上げた。ノジマ<7419>やセリア<2782>が急伸した。

半面、ソニー<6758>は軟調。コマツ<6301>や日立建機<6305>、資生堂<4911>など中国関連株が安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も値を下げた。デンソー<6902>やローム<6963>、ファナック<6954>が下落した。JVCケンウッド<6632>やナブテスコ<6268>が急落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、アドテスト <6857> 、コナミHD <9766> 、KDDI <9433> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約62円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、京セラ <6971> 、第一三共 <4568> 、ファミマ <8028> 、エーザイ <4523> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約58円。

東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)電気機器、(3)陸運業、(4)その他金融業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)非鉄金属、(3)精密機器、(4)卸売業、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△メンバーズ <2130>

上期税引き前は61%増益で上振れ着地。

△インフォMT <2492>

1-9月期(3Q累計)経常が26%増益、1→2の株式分割を実施。

△洋缶HD <5901>

3.1%を上限に自社株買いを実施。

△M&Aキャピ <6080>

11月末を基準日として1→2に株式分割へ。

△セガサミー <6460>

中間期営業利益が43%増。

△Tホライゾン <6629> [JQ]

上期経常が2.5倍増益で着地。

△イマジカG <6879>

7-9月期の大幅増益決算。

△ノジマ <7419>

上期経常は23%増益で上振れ着地、配当増額と自社株買いも評価。

△クリナップ <7955>

上期経常を6.8倍上方修正、通期も増額。

△沖縄電 <9511>

今期経常を14%上方修正。

▼JVCケンウ <6632>

上期税引き前が15%減益で着地・7-9月期も54%減益。

▼JIA <7172> [東証M]

1-9月期(3Q累計)経常が50%減益で着地・7-9月期は赤字転落。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)イマジカG <6879> 、(2)クリナップ <7955> 、(3)ウェルネット <2428> 、(4)ITメディア <2148> 、(5)セガサミー <6460> 、(6)メンバーズ <2130> 、(7)旭有機材 <4216> 、(8)元気寿司 <9828> 、(9)ノジマ <7419> 、(10)沖縄電 <9511>

値下がり率上位10傑は(1)三桜工 <6584> 、(2)JVCケンウ <6632> 、(3)ウェーブHD <7940> 、(4)テクノスJ <3666> 、(5)ロジスネクス <7105> 、(6)ロイヤルHD <8179> 、(7)ペガサス <6262> 、(8)竹本容器 <4248> 、(9)ソルクシーズ <4284> 、(10)フジクラ <5803>

【大引け】

日経平均は前日比76.27円(0.33%)安の2万2850.77円。TOPIXは前日比0.51(0.03%)安の1666.50。出来高は概算で12億5612万株。東証1部の値上がり銘柄数は801、値下がり銘柄数は1283となった。日経ジャスダック平均は3511.82円(1.14円高)。

[2019年11月1日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.