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「セルロースナノファイバー」が10位にランク、自動車分野での事業化が視野に<注目テーマ>

特集
2019年11月7日 12時21分

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10 セルロースナノファイバー

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「セルロースナノファイバー」が10位となっている。

これまで化粧品や食品などでの応用開発が進んでいた「セルロースナノファイバー(CNF)」の適用範囲が広がり始めている。環境省は10月24日~11月4日にかけて開催された東京モーターショーに、CNFを用いた各種部品を搭載したコンセプトカー「Nano Cellulose Vehicle(NCV)」を出展。CNFは自動車軽量化の大本命と目されており、いよいよ事業化段階に入ったとして注目されている。

CNFは木材から化学的・機械的処理により取り出したナノサイズの繊維状物質で、軽さや強度(鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度)、耐膨張性(ガラスの50分の1程度)などに優れているのが特徴。NCVではドアトリムやボンネット、ルーフパネルなどに活用され、車体全体で1割以上、部品単体では最大5割程度の軽量化を実現した。今後、ガソリン車への使用が広がれば二酸化炭素の排出量削減が期待できるほか、電気自動車(EV)では航続距離の延長につながることから各社で社会実装を見据えた取り組みが活発化している。

NCVプロジェクトにはトヨタ紡織<3116>、宇部興産<4208>、ダイキョーニシカワ<4246>、マクセルホールディングス<6810>、デンソー<6902>、アイシン精機<7259>が参加。日本製紙<3863>はCNF強化樹脂をサンプル提供した。

自動車分野への適応拡大を進めている企業は他にも、トヨタ自動車<7203>子会社のトヨタ自動車東日本が東京モーターショーに出展した「CNFを複合した樹脂ガラス」に技術提供した王子ホールディングス<3861>、6月に開催された米国のカーレース「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に出場した日本チーム「SAMURAI SPEED」(東京都港区)にCNFを使用したシート成形体「ELLEX-M」を軽量化ボディパネル製作用に提供した実績を持つ大王製紙<3880>などが挙げられる。

出所:MINKABU PRESS

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