「eスポーツ」が18位にランク、成長市場との見方は不変<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 5G
4 人工知能
5 全固体電池
6 半導体
7 クラウドゲーム
9 国土強靱化
10 半導体製造装置
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「eスポーツ」が18位となっている。
幕張メッセで23日、サイバーエージェント<4751>子会社のCyberZとエイベックス<7860>グループのエイベックス・エンタテインメント、テレビ朝日ホールディングス<9409>傘下のテレビ朝日が共催する国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」が行われた。約6000人が参加した予選を勝ち上がった8人がGRAND FINALSに進出し、優勝者は賞金400万円と世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2019」(優勝賞金1億1000万円)への出場権を獲得した。
eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略で、広義には電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。世界各国で盛り上がりをみせ、その流れは国内にも波及しており、コンテンツ市場での今後の成長分野として期待は高い。KADOKAWA<9468>子会社のGzブレイン(現KADOKAWA Game Linkage)の調査によると、スポンサー料や放映権、チケット販売などゲーム産業としての市場規模は、2018年時点で約48億円と推計され、22年には約100億円に達すると予測されている。こうしたなか、経済産業省は9月から、日本eスポーツ連合(JeSU)とともに「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」を数回開催し、更なる発展に向けて後押しする構えをみせている。
関連銘柄としては、ゲームソフトを提供するスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、カプコン<9697>、コナミホールディングス<9766>のほか、イベント演出と配信を一気通貫したプロデュースを実現する専門チームを設立したテー・オー・ダブリュー<4767>、eスポーツイベント企画運営受託事業を開始したピアズ<7066>などが挙げられる。