6日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で続伸、スマホ関連が大幅上昇

市況
2019年12月6日 18時03分

6日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比281.33ポイント(1.07%)高の26498.37ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.35ポイント(0.83%)高の10407.18ポイントとそろって続伸した。売買代金は768億100万香港ドルに伸びている(5日は669億3300万香港ドル)。

米中通商合意の期待感が持続する流れ。ムニューシン米財務長官は5日、米中両国が次官級の電話協議を実施していると報告したうえで、「通商協議は軌道から外れていない」と記者団に語った。トランプ米大統領も同日、「交渉は順調に進んでいる」と述べている。さらに取引時間中には、中国が米国産大豆・豚肉の一部について、追加関税の対象外にする方針を表明。指数は後場に上げ幅をやや広げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、スマホ部品の瑞声科技HD(2018/HK)が9.0%高、舜宇光学科技(2382/HK)が5.7%高で引け、値上がり率上位に並んだ。瑞声科技については、大手ブローカーが最新リポートで、主要顧客アップルの新機種投入サイクルが短縮される可能性に言及したことを材料視。舜宇光学科技も部品をアップルに供給している。

指数構成銘柄以外でも、スマホ関連が高い。カメラモジュールの丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が3.7%、電子・光学部品の高偉電子(1415/HK)が10.7%ずつ上昇した。

半導体株も好調。華虹半導体(1347/HK)が4.9%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)と中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が各1.5%高とそろって続伸している。ICファウンドリ中国大手の華虹に関しては、大手ブローカーの格上げが支援材料。CLSAは最新リポートで、8インチウェーハの供給引き締まりを見込み、華虹の投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に2段階引き上げた。

本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.4%高の2912.01ポイントで取引を終えた。酒造株、電子株、造船株などが買われている。半面、石油株や公益株の一角が売られた。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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