外為サマリー:108円70銭前後に値を戻す、依然神経質な展開続く
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=108円76銭前後と前日午後5時時点に比べ10銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=120円61銭前後と同30銭強のユーロ高・円安で推移している。
ドル円は午前9時30分過ぎに一時108円66銭まで下落。ナバロ米大統領補佐官は10日、対中関税が引き上げられないことを示す「兆候はない」と語ったと伝えられた。ただ、売り一巡後は下値を切り上げ再度、108円70銭台に値を戻した。15日に期限を迎える米国の対中制裁関税「第4弾」に関する不透明感が強いことから、午後にかけ神経質な展開が続いた。市場では、日本時間12日未明に結果が発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を注目視している。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1089ドル前後と同0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安で推移している。